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2012 年度 実績報告書

放送通信行政とメディアへのパブリックアクセス:制度案起草のための日米英比較分析

研究課題

研究課題/領域番号 22530589
研究機関関西外国語大学

研究代表者

魚住 真司  関西外国語大学, 外国語学部, 准教授 (20316863)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード通信放送 / メディア / 法政策 / 行政 / パブリックアクセス / テレビ / コミュニティ / 独立行政委員会
研究概要

平成24年度(最終年度)は、5月に米ワシントンDC(FCC=連邦通信委員会、ACM=全米コミュニティ・メディア連合本部)訪問調査、6月に英(OFCOM=放送通信庁、CMA=コミュニティ・メディア協会)調査を行い、また8月にはシカゴで開催されたACMの年次総会に出席し、本調査のまとめに備えた。
米FCCを訪問した際は、まず政策局メディア部スタッフから米国における放送行政についてのブリーフィングを受け、その後は公開会議に出席してFCCの審議過程を傍聴した。また、FCC報告書INFORMATION NEEDS OF COMMUNITIESの主筆との面談機会を得て、地域社会の情報供給のあり方やパブリックアクセスの将来的課題等について意見を拝聴した。
英においては、まず元OFCOM上級スタッフで現メディア・コンサルタントによるレクチャーを受けた。その後OFCOM本部を訪問し、テレビ放送免許担当者ならびにコミュニティ・ラジオ担当者との面談の機会を得て、英国地域社会におけるメディアの実情について情報収集を行った。
なお、両国の市民メディア団体については、米国ACMでは本部を訪問し代表者にインタビューを行い、シカゴで開催された年次総会にも出席し各種ワークショップでメンバーたちとのネットワーク作りに励んだ。また英国CMAについても本部を訪問し代表者にインタビューを行い、バースで開催された年次総会にも出席して資料収集にあたった。ちなみに英国ではかねてから接触をこころみていたメディア法関係の研究者たちとの面会も実現したが、メディア論の大家をサザンプトンに訪問することはかなわなかった。本年度調査費に残額が生じたのは主としてその訪問にかかる費用を計上しなかったためである。
年度後半は、以上の調査を文章に起こすべく取り組んでおり、日本におけるメディア研究へのさらなる貢献を目指し努力している。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] FCC規則に対する司法審査申立:放送フラグをめぐるALA v. FCC2013

    • 著者名/発表者名
      魚住 真司
    • 雑誌名

      同志社法学(原稿校了済であるが、諸般の事情により発刊が遅延している旨、連絡有)

      巻: 64巻7号(360号) ページ: 未定(14頁)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] パブリックアクセスは何をもたらしたか2012

    • 著者名/発表者名
      魚住 真司
    • 雑誌名

      放送レポート

      巻: 238号 ページ: 18-21

  • [学会発表] 放送フラグをめぐる議論:ALA v. FCCを中心に

    • 著者名/発表者名
      魚住 真司
    • 学会等名
      早稲田大学アメリカ法判例研究会・同志社大学第二部門研究会・合同研究会
    • 発表場所
      早稲田大学(東京)
  • [図書] (仮)放送と市民参加:米パブリックアクセス・テレビの法政策史2013

    • 著者名/発表者名
      魚住 真司
    • 総ページ数
      256(予定)
    • 出版者
      花伝社(出版に向けて編集長・柴田章氏と打合せ済)
  • [図書] ナカニシヤ出版2013

    • 著者名/発表者名
      魚住 真司
    • 総ページ数
      2
    • 出版者
      コラム・ブロードバンド時代の放送規制(米国)、『人権保障の現在』収録
  • [備考] 2010年度科研費研究報告「日本版FCCとパブリックアクセス制度化実現を目指して」

    • URL

      http://uozumi.heteml.jp/kaken1.htm

  • [備考] 2011年度科研費研究報告

    • URL

      http://uozumi.heteml.jp/kaken2.htm

  • [備考] 2012年度科研費研究・途中報告

    • URL

      http://uozumi.heteml.jp/kaken3.htm

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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