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2010 年度 実績報告書

被差別地区出身者と在日コリアンのひとり親家族の複合差別と排除に関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530592
研究機関神戸学院大学

研究代表者

神原 文子  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (50186178)

キーワードひとり親家族 / 被差別地区出身 / 在日コリアン / 複合差別 / 社会的排除
研究概要

本研究の目的は、被差別地区出身者や在日コリアンでひとり親家族になっている親と子どもに焦点をあて、わが国の社会においてマイノリティであることによる差別や排除が離婚や非婚によるひとり親家族となったことにどのような影響を及ぼしてきたのか、さらに、マイノリティのひとり親家族であることが、彼ら・彼女たちの生活の営みにどのような影響をもたらしているのかという、マイノリティであることの差別や排除とひとり親家族であることの差別や排除との相互の関連を明らかにし、差別や排除が複合化するメカニズムの解明と、そのことが、当事者の日常生活にどのようなダメージをもたらしているのか、生活者の視点から解明することにある。
平成22年度は、本研究をすすめるうえで、以下のような準備と調査を行った。
(1) ひとり親家族を取り上げた国内外の現状について学び合う機会として、共同研究者とともに、研究会を発足させて、情報交換を行った。
(2) 被差別地区、および在日韓国・朝鮮人の人びとの差別や排除に関する文献を調べた。
(3) 社会的差別と排除に関する、国内外の文献を調べた。
(4) インタビュー調査の準備を行い、実施した。
(1) 大阪府内のNPO法人や福祉団体、被差別地区の関係者、人権団体等に協力依頼し、インタビューに協力してもらえるひとり親家族を紹介してもらった。
(2) ひとり親家族の親を対象にするインタビュー項目を検討した。
(3) ひとり親家族の子どもを対象とするインタビュー項目を検討した。
(4) 被差別地区出身者のひとり親家庭の親や子どもたち、総勢23名のインタビューを行った。
(5) インタビュー記録の録音について、文字起こし作業を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 「生きづらさ」を社会学するとは-ひとり親家族を事例に2010

    • 著者名/発表者名
      神原文子
    • 学会等名
      日本社会病理学会第26回大会シンポジウム
    • 発表場所
      大阪樟蔭女子大学(大阪府)
    • 年月日
      2010-09-25
  • [学会発表] 子づれシングルへの社会学的アプローチ2010

    • 著者名/発表者名
      神原文子
    • 学会等名
      奈良女子大学社会学会
    • 発表場所
      奈良女子大学(奈良県)
    • 年月日
      2010-05-22
  • [図書] 子づれシングル-ひとり親家庭の自立と社会的支援2010

    • 著者名/発表者名
      神原文子
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] 多様な家族時代における新しい福祉モデルの国際比較研究(中嶋和夫監修・尹靖水・近藤理恵編著)(現代日本の子づれシングルと子どもたち)48-66ページ2010

    • 著者名/発表者名
      神原文子
    • 総ページ数
      414
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2012-07-19  

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