研究課題/領域番号 |
22530598
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
北澤 一利 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00204884)
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研究分担者 |
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
大島 寿美子 北星学園大学, 文学部, 准教授 (60347739)
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キーワード | ふまねっと運動 / 住民主体 / 認知機能改善 / 地域福祉人材養成 / NPO |
研究概要 |
平成22年度の成果と実績 平成22年度は、高齢者が自主的に取り組める認知機能改善運動プログラムの開発と効果の実証のためのケースコントロール研究を行った。 (1)認知機能改善運動プログラムの効果に関する実証研究 平成22年5月から12月にわたり、北海道内の12市町村において、73歳以上の高齢者男女199名を対象に、8週間のふまねっと運動に参加するグループ(介入群)と、参加しないグループ(コントロール群)を設定し、ふまねっと運動の効果の比較検証を行った。測定項目は、認知機能を評価するために、タッチエム、TDASの二項目を測定し、歩行機能を評価するためにTimed UP and Go、主観的健康観QOLを評価するためにSF-8を介入前後で測定し、効果を比較した。その結果、ふまねっと運動参加群は、8週間後に認知機能に有意な改善が認められた。 (2)高齢者を対象とした実技講習の実施 高齢者が自主的にこのふまねっと運動を地域の健康づくり活動に取り入れることができるよう、NPO法人地域健康づくり支援会ワンツースリーと連携し、指導者を養成する講習会を行った。北海道内の30以上の市町村で、地域の民間団体、町内会、老人クラブ、社会福祉協議会、ボランティアサークルと連携し、それぞれ10人程度の住民ボランティアを募集し、ふまねっと運動の講習会を行い、ファシリテーターとしての人材養成を行った。これまでに1,300人の人材を養成した。
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