研究課題/領域番号 |
22530598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
北澤 一利 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00204884)
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研究分担者 |
森 満 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50175634)
大島 寿美子 北星学園大学, 文学部, 教授 (60347739)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | ふまねっと運動 / 認知機能改善 / 住民主体 / NPO連携 |
研究概要 |
「背景と目的」一般的に推奨される有酸素運動や筋トレ運動は、高齢者にとって負担が重く容易ではない。そのため、高齢者が実現可能な運動プログラムを開発する必要がある。そこで、本研究では、高齢者が主体的に参加、指導、継続できる楽しい運動プログラム「ふまねっと運動」を開発し、その指導者を養成するとともに、認知機能改善効果を検証した。 「方法」60人の健康な高齢者(平均年齢76.4歳)を対象に、ふまねっと運動参加群とコントロール群の二つのグループを無作為に作成し、8週間の前後で効果を比較する比較対照研究を行った。調査項目は、認知機能と歩行機能、および主観的健康観である。認知機能は、タッチパネル式のPCを利用した「タッチエム」と「TDAS」を利用した。歩行機能は、Timed Up and Goを用いた。主観的健康観は、SF-8を利用した。分析には、分散分析(ANOVA)を用いた。 「結果」ふまねっと群は、認知機能においてタッチエムの総合得点が6.8%改善し、コントロール群と比べて有意(p = 0.03)に高くなった。また、TUGのタイムが0.98秒短縮し11.5%の有意な(p<0.001)改善が認められた。 「考察と結論」ふまねっと運動は、認知機能と歩行機能を改善する効果が期待できる。今後、歩行機能が低下した高齢者の認知機能の改善ための運動プログラムとして一つの選択肢となることが考えられる。
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