• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

児童自立支援施設における入所児童の教育保障に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530623
研究機関東洋大学

研究代表者

小林 英義  東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (60331295)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード児童自立支援施設 / 教育保障 / 学校教育
研究概要

児童自立支援施設において実施される学校教育(公教育)について、教育職(教員)と福祉職(施設職員)の協働に焦点を当てながら入所児童の教育を保障するための形態と内容を考察するため、平成24年度は下記のとおり研究実績を重ねた。
①研究報告書の発行…東洋大学ライフデザイン学部研究紀要に掲載の論文を冊子にまとめ、児童自立支援施設をはじめ関係機関に配布した(作成150部)。②日本子ども家庭福祉学会第13回(大阪)大会での発表(分科会E)…「児童自立支援 施設における学校教育の実施に関する研究(学校教育を担当する教員の意識調査を もとに)」を発表しこの施設を取り巻く状況について考察を加えることができた。③施設訪問の聞き取り調査…早い時期に学校教育(公教育)を導入した2施設、およびここ2~3年で導入した2施設を訪問し聞き取り調査を実施した。訪問施設:静岡県立三方 原学園(浜松市)、大分県立二豊 学園(大分市)、滋賀県立淡海学園(甲賀市)、岡山県立成徳学校(岡山市)④著書(共著)刊行…『もうひとつの学校(児童自立支援施設の子どもたちと教育保障)』生活書院、2013年3月、pp.3-79、pp.155-203、⑤研修会講師…家庭教育学級における教育講演会(福岡県大宰府市)において「少年非行の現状と課題」と題する講演会の講師を務める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

児童自立支援施設内で学校教育を担当する教員との共著を刊行することができた。全国6施設の分校・分教室で展開される学校教育の現状には、現在の教育問題の解決に大きな示唆を与えるヒントが考察されている。次年度は福祉職(施設職員)の意識調査を実施し、考察を加えることにする。

今後の研究の推進方策

本研究は最終年(4年目)を迎えるが、成果を社会的に公表できるような準備を整えたい。(例:シンポジウムの開催、学会での発表)

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 児童自立支援施設における学校教育の実施に関する研究(学校教育を担当する教員の意識調査をもとに)2012

    • 著者名/発表者名
      小林英義
    • 雑誌名

      ライフデザイン学研究(東洋大学)

      巻: 第7号 ページ: 181-211

    • DOI

      ISSN 1881-0276

  • [学会発表] 児童自立支援施設における学校教育の実施に関する研究

    • 著者名/発表者名
      小林英義
    • 学会等名
      日本子ども家庭福祉学会第13回(大阪)大会
    • 発表場所
      大阪府立大学
  • [図書] もうひとつの学校(児童自立支援施設の子どもたちと教育保障)2013

    • 著者名/発表者名
      小林英義
    • 総ページ数
      203(3-79,155-203)
    • 出版者
      生活書院

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi