深刻化が危惧される「格差社会」における高齢者虐待について、市区町村、地域包括支援センターに調査を行い数量把握も含めた実態把握と分析を行うとともに、効果的な支援の方法論や施策について検討した。全国の市区町村高齢者虐待防止主管課(全数調査)および全国の地域包括支援センター2000か所への郵送の質問紙調査を2度実施した。その結果、高齢者虐待と思われる行為を行う生活保護受給者や生活困難者の数量把握および実態把握ができた。また虐待等による死亡事例、死亡には至らないが重篤な事例が、全国に存在することが把握できた。
|