研究課題
平成25年度は、高度専門職としての独立型社会福祉士のソーシャルワーク実践の確立をめざし、独立型社会福祉士をめぐる資格制度と開業システムへの提言を行い、具体的な教育研修プログラムのモデルを構築することを目的に、以下の研究を実施した。①蓄積した調査結果をふまえ、エコシステム構想による教育研修支援ツールを活用した独立型社会福祉士対象の研修プログラムに関する中間試案への取り組み(広島県独立型社会福祉士の方と研修実施の日程調整をしたところ、予定していた日程と日本社会福祉士会独立型社会福祉士委員会が開催する研修会と日程が重なり、今年度実施を延期)。②独立型社会福祉士研究者である弘前学院大学小川幸弘氏を招致し、独立型社会福祉士委員会で開催する研修会についての具体的プログラム内容等を踏まえ、新たな研修プログラムや教育研修支援ツールの構造化等をめぐる話し合いの実施。③大分県別府市において、日本社会福祉士会メンバーとしてではなく独自に独立型社会福祉事務所を開業する社会福祉士と、研修プログラムならびに教育研修支援ツールの構造・精緻化等をめぐる話し合いの実施。④エコシステム研究会への参加(バージョンアップする支援ツール改訂版に関する話し合いの実施)。以上の研究により、独立型社会福祉士の資格制度を認定社会福祉士制度に組み込むこと、その際の研修が実践の質を担保し、かつスーパービジョンの機能も有したプログラムでなければならないという新たな課題が浮上した。この結果を受け、今後、現場との協働による教育研修支援ツールの精緻化、研修の実施と現場の意見を反映させた研修プログラムの構築を課題に、「独立型社会福祉士の特性と現状にもとづくより効果的なスーパービジョン方法の開発」(研究代表 御前由美子)をテーマに、平成26年度~28年度科学研究費補助金にて継続的に研究をすすめていくことになった。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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人間関係学研究
巻: 第12巻 ページ: 19-29