研究課題/領域番号 |
22530651
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研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
桔川 純子 大阪経済法科大学, アジア太平洋研究センター, 研究員 (40573184)
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研究分担者 |
秋葉 武 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (00340480)
文 京洙 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70230026)
熊本 理抄 近畿大学, 付置研究所, 准教授 (80351576)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 社会的企業 / 市民事業 / 女性 / 福祉 / まちづくり / 協同組合 |
研究概要 |
本研究では、2007年の「社会的企業育成法」制定後の韓国の市民事業について、「ともに働く財団」「シーズ」などの中間支援組織や、自活センターなどの貧民運動にかかわる活動、社会的企業に関わる関係者にヒアリングを行い、「社会的企業育成法」成立の背景や、ソウル及び清州など地方都市の市民事業について調査した。とりわけ、「ヒューマンケア」「オール・リー」などの介護や飲食といった、女性を支援するための社会的企業や、「美しい財団」の「希望の店」などのマイクロクレジット、女性民友会軍浦の支部のグループホームなど、シングルマザーを支援する市民事業関係者のヒアリングを行い、社会的企業を含む市民事業が、脆弱階層の女性支援に繋がっていることを分析した。 また、昨年12月に「協同組合基本法」が施行され、協同組合という形態で事業を進めていくためのさまざまな支援が始まり、社会的経済を国家をあげて強化していここうという背景を踏まえ、まちづくり、共同体という観点から、都市型まちづくりとして広く知られている「ソンミサン・マウル」に着目した。そして、ソンミサンマウルのなかで、環境保全運動と、共同育児から始まる「協同組合」が共同体を形成する基盤となっていることを調査した。 以上のような研究内容を踏まえ、研究の成果の一部を、『危機の時代の市民活動: 日韓「社会的企業」最前線』(東方出版,2012)、「まちの起業がどんどん生まれるコミュニティ ~ ソンミサンマウルの実践から学ぶ」(エンパブリック・日本希望製作所編,2011)などの書籍、ブックレットで発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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