• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

ソーシャルワークにおけるアドボカシーの学際的な理論再構築とその技術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530653
研究機関関西学院大学

研究代表者

小西 加保留  関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (10068588)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード権利擁護 / アドボカシー / 学際 / 理論構築
研究概要

平成24年度は、これまでの議論の成果を整理した上で、法律と社会福祉、理論と実践における視点の共通点と相違点、また今後の課題を共有することを目的に、シンポジウムを開催した。(『その人らしい生き方を支える ~ソーシャルワーカー ・ 法律家と権利擁護~』(2012年12月16日)
3年間の研究により、概ね以下のことが明らかになった。「アドボカシー」は、日本では「権利擁護」と同義とされることが多いが、「人権」や「権利」などと同様にその内容を十分に吟味されずに使用されることも多い。これらの内容を原理論的レベルで規範論として語る場合と、制度や実践の視点から語る場合によってその論点は異なり、更に学問領域による違い、一つの学の中においても内部で様々な議論が存在するため、学際的な共通認識に至るにはかなりの困難を伴う。実務的には「権利擁護」は、ソーシャルワーカーにとっても法律家にとっても重要な共通目標であるには違いないが、理論的には主に以下のような論点が注出された。
(1)「権利」と「人権」の定義 (2)「権利擁護」の定義 (3)議論の視座としての制度と実践 (4)機能・方法論としての法律学とソーシャルワーク(5)法の世界における判断基準 (6)生活支援場面における支援の適切性、妥当性(7)ミクロレベルのアドボカシーとマクロレベルのアドボカシー(8)成年後見制度における民法上の矛盾 (9)ソーシャルワークにおける実践現場での課題(10)その他

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 図書 (2件)

  • [図書] 権利擁護と福祉実践活動 ― 概念と制度を問い直す ―2012

    • 著者名/発表者名
      平田厚
    • 総ページ数
      228
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] アドボカシー概念の再考-HIV/AIDSソーシャルワークを通して-;社会福祉学への展望2012

    • 著者名/発表者名
      小西加保留、芝野松次郎
    • 総ページ数
      303
    • 出版者
      相川書房

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi