研究課題/領域番号 |
22530654
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
室田 保夫 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (90131614)
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研究分担者 |
今井 小の実 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20331770)
倉持 史朗 天理大学, 人間学部, 准教授 (70411056)
原 佳央理 相愛大学, 人間発達学部, 准教授 (50441093)
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キーワード | 社会福祉史 |
研究概要 |
本年度は、月一回程度の打ち合わせを実施しながら、史料の整理・保存作業と研究活動に取り組んだ。 研究会は、7月30日、2月25日の2回実施した。報告テーマは、今井小の実氏の「大阪府社会事業同盟について」、大野定利氏「小橋かつえについて」、蜂谷俊隆氏『滝乃川学園125年史』(滝乃川学園、2011)の紹介の3つであった。 また、書簡の整理作業に取り組み、史料目録作成に向けての作業に取りかかった。 本年度の成果としては、小橋勝之助の日記の翻刻作業の成果を『小橋勝之助日記 天路歴程』(博愛社2011年10月)として出版した。また、室田保夫は『近代日本の光と影-慈善、博愛、社会事業をよむ』(関西学院大学出版会、2012年3月)を出版し、そこに科研作業の成果である「博愛社の機関誌『博愛月報』-近代日本の社会事業雑誌」を収載した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、史料の整理を追加的に実施し、保存作業を継続しながら、2回の研究会を実施することが出来た。また、課題であった書簡・ハガキ類の整理にも着手することが出来た。さらに、『小橋勝之助日記 天路歴程』(博愛社)、室田保夫『近代日本の光と影-慈善、博愛、社会事業をよむ』(関西学院大学出版会)を刊行することが出来るなど、これまでの整理・保存作業に一定の目処が立ち、史料の分析等の研究活動に労力を振り向けることができた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、引き続き史料の整理保存作業を実施しながら、史料の分析等の研究活動を推進していく。研究会も数回実施し、これらの成果をまとめて報告書(論文集)を刊行することを目指していく。 また、書簡・ハガキ類の整理を進めるに従って、当初の想定以上の書簡・ハガキ類が発見された。そのため、次年度も引き続いてこれらの史料の整理作業を行い、年度末までに『博愛社史料目録(書簡・ハガキ類)』の刊行を目指す。
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