他者、環境、将来の世代に負担をかけずに幸福を追求するという、ポジティブ心理学的なサスティナブル・ウェル・ビーイングの考え方を背景に、サスティナブルな心性・行動を促進させるツールの開発をめざし研究を行った。概念的な整理を行ったうえで、それぞれ10因子からなる心性尺度・行動尺度を開発した。これを用いて強みに注目する強み群と弱みに注目する弱み群、統制群を設け、実験的介入研究を行った結果、一部であるが、双方の実験群について、行動では介入による促進効果が、心性では介入による見直し効果のあることが示された。
|