発達・情動制御に関する個人差の査定 乳児の泣きに対する日本人とイタリア人成人の反応の違いをTree based modelという統計手法で分析した論文が海外Journalに採択され6月に刊行された。また仲間関係と認知・情動制御に関する専門書である「子どもの仲間関係:発達から援助へ」を12月に翻訳出版した。日本人と白人の成人及び乳児の顔刺激に対する成人の情動反応測定データについては、本年度夏にイタリアで追加実験を行い、イタリア人の結果を含めて分析し、2014年7月にドイツでの国際乳児研究学会で発表予定である。また論文にまとめ、国際誌に投稿中である。幼児の仲間関係、抑制能力、社会的情報処理の個人測定データを収集した。海外チームのデータ収集が終わった時点で、国際比較データとする予定である。 保護者の養育態度の測定 保護者(父親・母親)への質問紙と、母子の遊び場面の相互作用のビデオ観察を行った。これについても海外チームのデータ収集がやや遅れているが、それと合わせてデータを報告していく。
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