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2012 年度 研究成果報告書

1・2歳児の"自己"の発達の生態学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22530701
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育心理学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

麻生 武  奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (70184132)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード自己 / 1 歳児 / 人称詞 / 内的状態 / コミュニケーション / 縦断的日誌研究
研究概要

研究成果は大きく分けて2つある。1つは、対象乳児Uの生後2年目の手書きの縦断的日誌観察データを、デジタル化して、約20のテーマに分けてファイル化したことである。これによって、「自己の発達」に関する、周辺テーマを含めた総合的な研究を行うことが可能になった。もう1つは、そのようにテーマごとに整理されたデータを利用して、「自己の発達」に関する、具体的な研究を行ったことである。その成果は、細分化すると3つに分けることができる。1つ目は「イタイ」ということばの獲得をめぐる理論的な問題をまとめ、学会発表や論文にまとめたことである。2つ目は、生後2年目に子どもが「他者」に出会っていくプロセスを、今回整理したデータを利用して論文化したことである。3つ目は、子どもが他称詞や自称詞を獲得していくプロセスについて、学会発表し論文化したことである。「呼び名」としての他称詞と「対象の名前」としての他称詞との間にあるギャップや、「自分の名前」を子どもが口にすることの意味など、生後2年目の"自己"をめぐる新たな謎を浮かびあがらせることができた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 子どもは「父や母」という人称語をどのように獲得するのか?2012

    • 著者名/発表者名
      麻生武
    • 雑誌名

      京都国際社会福祉センター紀要「発達・療育研究」

      巻: 28 ページ: 3-17

  • [学会発表] 子どもは「自分の名」をどのように学ぶのか?(その2)2013

    • 著者名/発表者名
      麻生武
    • 学会等名
      日本発達心理学会第24回大会発表論文集
    • 発表場所
      明治学院大学白金キャンパス
    • 年月日
      20130000
  • [学会発表] 子どもは「自分の名」をどのように学ぶのか?(その1)2012

    • 著者名/発表者名
      麻生武
    • 学会等名
      日本発達心理学会第23回大会発表論文集
    • 発表場所
      名古屋国際会議場
    • 年月日
      20120000
  • [学会発表] "イタイ"ということばの獲得を巡る諸問題2011

    • 著者名/発表者名
      麻生武
    • 学会等名
      日本理論心理学会第57 大会発表要旨集
    • 発表場所
      岡山大学教育学部
    • 年月日
      20110000
  • [学会発表] 子どもは「イタイ」ということばをどのように学ぶのか2011

    • 著者名/発表者名
      麻生武
    • 学会等名
      日本発達心理学会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      20110000
  • [図書] 子ども社会学への招待2012

    • 著者名/発表者名
      原田彰・望月重信(編)
    • 総ページ数
      9-29
    • 出版者
      ハーベスト社
  • [図書] 人間・歴史・仏教の研究2011

    • 著者名/発表者名
      中西智海先生喜寿記念文書
    • 総ページ数
      59-76
    • 出版者
      永田文昌堂

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公開日: 2014-08-29  

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