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2012 年度 実績報告書

「チーム援助」の志向性と遂行能力を高める教員養成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22530714
研究機関創価大学

研究代表者

田村 修一  創価大学, その他の研究科, 准教授 (00442020)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードチーム援助 / 志向性 / 教員 / 養成 / プログラム
研究概要

本研究の目的は、教職志望者の「チーム援助志向性(児童生徒の指導・援助場面で積極的にチーム援助を実践しようとする態度)」とチーム援助の遂行能力を高めるためのプログラム開発であった。最終年度の本年は、昨年度の介入実験で使用した「プログラム」を一部改良(チーム援助の成功事例の学習をより重視)し、前年度に介入実験を行った大学とは別の非教員養成系大学において、教職課程科目「生活指導論」を受講する大学生(181名)を対象に、新たな介入実験プログラムを実施し「チーム援助志向性」にどのような影響を与えるかを検討した。その際、「チーム援助志向性」の測定には、前年度に使用した石隈(2000)の「チーム援助志向性尺度(全20項目)」を基にして、本研究で新たに作成し直した「チーム援助志向性尺度(全10項目、「教師自身のメリット因子」「問題解決・対処のメリット因子」「チーム援助に対する不安因子」の3つの下位尺度で構成)」を用いた。
介入実験の結果、女子学生群に「チーム援助志向性」の下位尺度である「チーム援助に対する不安因子」得点が介入実験前より後の方が低下し、統計的な有意差が認められた。一方、男子学生群には「チーム援助志向性」のいずれの下位尺度においても、介入実験前・後の得点に有意差は認められなかった。しかしながら、男子学生群の「チーム援助」の有効性に対する評価や就職後の実践意欲については、介入実験プログラムの効果が一部認められた。さらに、「チーム援助」に対する意識を検討するために、介入実験授業後の感想コメントをデータとして、テキストマイニング・ソフトを用いてクラスター分析を行い、男女別の傾向を検討した。その結果、女子の場合は「チーム援助」のメリットを認知しやすく、男子はデメリットを認知しやすいことがわかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 教職志望者の被援助志向性を規定する要因:教育実習場面に焦点をあてて2012

    • 著者名/発表者名
      田村修一・水野治久・石隈利紀
    • 雑誌名

      カウンセリング研究

      巻: 45 ページ: 29-39.

    • 査読あり
  • [学会発表] チーム援助志向性を高めるための教員養成プログラムの効果

    • 著者名/発表者名
      田村修一
    • 学会等名
      日本教育心理学会(第54回総会)
    • 発表場所
      琉球大学
  • [図書] 生涯発達の中のカウンセリングII 子どもと学校を援助するカウンセリング 第8章 教師の「助けられ上手」にそった援助2013

    • 著者名/発表者名
      田村修一(分担執筆)
    • 総ページ数
      158-177.(20頁分担当)
    • 出版者
      サイエンス社
  • [図書] よくわかる学校心理学2013

    • 著者名/発表者名
      石隈利紀・水野治久・田村節子・田村修一・飯田順子 編著
    • 総ページ数
      194頁
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2014-07-24  

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