研究課題
基盤研究(C)
ままごと遊び場面では、発達初期には子どもの発話はほとんどなく、月齢に応じて食事や調理の見立てについての自発発話が増えていった。母親は食材や食器についての質問や道具使用などについての情報提供が多く観察された。食事場面では、母親は情報の確認や説明よりも、子どもが美味しくきちんと食事をすることを優先した働きかけをしていた。子どもの食事のスクリプトは、食事から見立て遊びのように文脈や意味の制約の異なる場面を越えて母親との相互行為を経験することで獲得され明確化することが示唆された。
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