今後の研究の推進方策 |
すでに質的な分析に必要な人数のインタビューは行っており、その中でも当事者の母親に対するインタビューについては分析を完成したので、今後は、当事者のインタビューについての分析に焦点を当てて研究を推進していくこととする。その分析に際しては、母親の語りとの対比を一つの手がかりとしたいと考える。また、あわせて、支援者に対する支援のポイントに関するインタビューや定型発達者の生育史に関するインタビューも収集しており、それらの分析も合わせて進めることとなる。分析のための集中した時間の確保が重要である。また、質的分析を進める上でのソフトウエア-の利用も進めたい。発達障害を持つ学齢児の保護者を対象とするインタビューについては,すでに共同研究においてデータの収集を終え,一定の分析も行っているので,今後,こうした成果を青年期後期~成人期の子どもを持つ母親の結果と比較検討の分析を進める。なお、当初の計画以上に分析が早く進むようであれば、当事者へのインタビューをさらに増やすことも考慮したい。
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