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2012 年度 実績報告書

児童・思春期のメンタルヘルスリテラシーに関する国際比較と心理教育的支援

研究課題

研究課題/領域番号 22530781
研究機関福岡大学

研究代表者

吉岡 久美子(村上久美子)  福岡大学, 人文学部, 准教授 (60352374)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードメンタルヘルスリテラシー / 心理学的介入
研究概要

学校現場で,児童・思春期の人たちの心理的問題についての課題を解決する一つの方法として,彼ら・彼女らのメンタルヘルスリテラシー(メンタルヘルスに関する知識,理解,態度)を高める試みは重要ではないかと考える。彼ら・彼女らが心理的問題に早期に気付いたり,支援を活用する力を適切につけることは,生涯にわたり自身のメンタルヘルスを維持・増進した生活を行う上でも有用だと思われる。しかしながらこれまでは,児童・思春期のメンタルヘルスに関する一般化できる情報は乏しく,諸外国との比較可能性をもつ大規模調査は行われてこなかった。
そこで本研究では,豪州で開発された調査票を日本版調査票として開発したもの「児童・思春期のメンタルヘルスリテラシー調査票」を活用して,児童・思春期のメンタルヘルスリテラシーをはかり(研究計画1年目),情報収集など含め国際比較し(研究計画2年目),学校現場における普及啓発活動等の心理教育的支援を探ることを目的とした(研究計画最終年度)。
その結果,(1)若者のメンタルヘルスリテラシーの更なる向上をはかること,(2)メンタルヘルスリテラシーに関して発信される情報の質の検討が極めて重要であること,(3)エビデンスを蓄積し,効果検証を継続して行うこと,(4)コミュニティレベルでの底上げ教育とターゲットを絞った教育の双方が連携して,根気強く展開されることが望まれることなどが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 海外におけるメンタルヘルスリテラシー教育-コミュニティを対象とした教育に焦点を当てて-2013

    • 著者名/発表者名
      吉岡 久美子
    • 雑誌名

      精神科

      巻: 22巻 ページ: 7-11

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 若者のメンタルヘルスリテラシーに関する普及啓発活動の展開2012

    • 著者名/発表者名
      吉岡久美子
    • 雑誌名

      福岡大学研究部論集

      巻: 5 ページ: 29-33

  • [学会発表] 若者のメンタルヘルスリテラシーに関する日豪研究2012

    • 著者名/発表者名
      吉岡 久美子
    • 学会等名
      日本カウンセリング学会45回大会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20121026-20121028
  • [学会発表] Young people's Mental health literacy in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      YOSHIOKA KUMIKO
    • 学会等名
      15th International Philosophy &Psychiatry Conference
    • 発表場所
      New Zealand
    • 年月日
      20120705-20120707

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公開日: 2014-07-24  

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