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2013 年度 研究成果報告書

ヴァイマル期ドイツにおける消費社会の進展と家庭教育に関する社会史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22530813
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

小玉 亮子  お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 教授 (50221958)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワード家庭教育 / 消費社会 / ヴァイマル期 / 社会史 / ドイツ / 幼児教育
研究概要

本研究は、ヴァイマル時代のドイツにおいて家庭教育がどのように展開し、どのような役割を担うことになったのか、幼児教育や家族を取り扱う雑誌等を主たる分析対象として、消費社会の進展との関係から明らかにすることを目的とするものである。
本研究において、まず、幼児教育の制度化過程において家庭教育の意義が強調され、国家による幼児教育は福祉として議論されたことが明らかにされた。そして、当時の雑誌における商業広告において理想的家庭像が提示され、金融商品等によってそれがより広い階層において実現が可能であることが示され、さらに、ナチス期には理想の大家族のあり方がより誇示されていったことが明らかにされた。

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) 図書 (5件)

  • [雑誌論文] 格差是正における移行期の課題―ヨーロッパの幼児教育から2012

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 雑誌名

      お茶の水女子大学グローバルCOEプログラム、PROCEEDINGS : Disciplinary Linkage Project

      巻: Vol.19 ページ: 14-22

  • [雑誌論文] 幼児教育をめぐるポリティクス-国民国家・階層・ジェンダー-2011

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 雑誌名

      日本教育社会学会編『教育社会学研究』

      巻: 第88集 ページ: 7-25

    • URL

      http://ci.nii.ac.jp/els/110008673094.pdf?id=ART0009750539&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1402853378&cp=

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 近代ドイツにおける家族と国家,そして第三項―西洋教育史における家族研究の射程―2010

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 雑誌名

      日本の教育史学

      巻: 第53集 ページ: 126-131

    • URL

      http://ci.nii.ac.jp/els/110009554139.pdf?id=ART0009999080&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1402857186&cp=

  • [雑誌論文] 少子化,ナショナリズム,ジェンダー-1910年代のドイツにおける出生率低下問題から-2010

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 雑誌名

      比較家族史学会編、『比較家族史研究』

      巻: 第24号 ページ: 82-95

    • URL

      https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscfh/24/0/24_0_82/_pdf

    • 査読あり
  • [雑誌論文] <教育と家族>研究の展開―近代的子ども観・近代家族・近代教育の再考を軸として2010

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 雑誌名

      家族社会学研究

      巻: 第22巻第2号 ページ: 154-164

    • URL

      https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjoffamilysociology/22/2/22_2_154/_pdf

    • 査読あり
  • [学会発表] 1920年代から1930年代ドイツにおける家族と教育2013

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 学会等名
      教育史学会第57回大会
    • 発表場所
      福岡大学(福岡市城南区)
    • 年月日
      2013-10-13
  • [学会発表] 20世紀前半のドイツにおける家庭教育の展開―1920年全国学校会議に焦点をあてて―2012

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 学会等名
      ジェンダー史学会第9回大会
    • 発表場所
      東京外国語大学(東京都府中市)
    • 年月日
      2012-12-08
  • [学会発表] A Comparative study on the early childhood educational Curriculum Reform in 2000s- Japan, England and Germany-2012

    • 著者名/発表者名
      KODAMA,Ryoko, KATO,Miho, ISIGURO,Mariko
    • 学会等名
      10th Annual Hawaii International Conference on Education
    • 発表場所
      Honolulu, Hawaii, USA(Poster)
    • 年月日
      2012-01-05
  • [学会発表] 格差是正における移行期の課題―ヨーロッパの幼児教育から2011

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 学会等名
      お茶の水女子大学グローバルCOE「格差センシティブな人間発達科学の創成」基本問題問題プロジェクト「教育格差是正における保育・幼児教育の役割」
    • 発表場所
      お茶の水女子大学(東京都文京区)
    • 年月日
      2011-10-25
  • [図書] 『福祉国家と教育比較教育社会史の新たな展開に向けて』, 小玉亮子「ドイツにおける社会国家形成と教育福祉職の成立―ジェンダーの視点から―」2013

    • 著者名/発表者名
      廣田照幸他編
    • 総ページ数
      167-186(331)
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] 「ドイツ」, 平成24年度文部科学省委託「幼児教育の改善・充実調査研究」報告書『諸外国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、ニュージーランド、韓国)の幼児教育施設の教育内容・評価の現状や動向に関する調査および幼児教育の質保障に関する国際比較研究』2013

    • 著者名/発表者名
      小玉亮子
    • 総ページ数
      155-173
  • [図書] 『ドイツ過去の克服と人間形成』, 小玉亮子、「戦後ドイツにおける家族の混乱と子どもたち」(分担執筆)2011

    • 著者名/発表者名
      対馬達雄編
    • 総ページ数
      43-70(332)
    • 出版者
      昭和堂
  • [図書] 『家族と教育』, 小玉亮子「<母の日>が政治に現れるとき,消えるとき」(分担執筆)2011

    • 著者名/発表者名
      石川照子他編
    • 総ページ数
      52-76(306)
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] 『現代の親子問題』, 小玉亮子「父親論・母親論」, 「子どもたちの困難」, 「多様な家族と子どもたち」(分担執筆)2010

    • 著者名/発表者名
      広井多鶴子・小玉亮子共著
    • 総ページ数
      331-360(363)
    • 出版者
      日本図書センター

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公開日: 2015-07-16  

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