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2014 年度 実績報告書

オールタナティヴ教育における「稽古」の思想と「宗教性・精神性」の教育人間学的解明

研究課題

研究課題/領域番号 22530818
研究機関京都大学

研究代表者

西平 直  京都大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90228205)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード稽古 / 宗教性 / 無心 / ライフサイクル / Mushin / ブータン
研究実績の概要

最終年度に当たり、これまでの調査を整理し、成果を発表した。
フィールド調査としては、カトリック修道院における参与観察を継続して行い、これまでの聞き取り調査を整理し後の研究課題との関連を確認した。ブータン調査については、研究成果の一部をまとめ、学術研究書の中でとして出版される予定である(西平 直「現代ブータンの新しい世代-ある青年の挑戦」、杉本均編『ブータン王国の教育変容─近代化と「幸福」のゆくえ』岩波書店、2015年予定)。
思想研究の成果発表としては、「無心の思想」について、西平 直『無心のダイナミズム-しなやかさの系譜』岩波書店、2014年)を出版し、ライフサイクルについて、鈴木忠+西平 直『生涯発達とライフサイクル』(東京大学出版会、2014年)を発表した。
さらに、ドルトムント工科大学の招待講演(Dortmunder Gambrinus Fellowship)において、稽古の思想をドイツ語のBildung概念と重ねて報告した。 'Bewusstsein ohne Bewusstsein' (Mushin): Eine Betrachtung von Bildungsprozessen aus Sicht der Zen-Philosophie. (Invited Lecture at the Technische Universität Dortmund, 29. Oktober 2014)。この研究については、以下の論文も関連している。西平 直「ビルドゥングとビオグラフィ-あるいは、Bildungstheoretische Biographieforschung」、L. ヴィガー+山名淳編『教育における承認と人間形成』(北大路書房、2014年)71-78頁。
総じて、次期の科学研究費の研究へと橋渡しをおこなった(次期科研費は内定した)。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (1件) 図書 (5件)

  • [学会発表] 生涯発達は主体的制御か2015

    • 著者名/発表者名
      柏木恵子、鈴木忠、平木典子、西平 直
    • 学会等名
      日本発達心理学会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2015-03-20
  • [図書] 誕生のインファンティア-生まれてきた不思議・死んでゆく不思議・生まれてこなかった不思議2015

    • 著者名/発表者名
      西平 直
    • 総ページ数
      315
    • 出版者
      みすず書房
  • [図書] 思春期学2015

    • 著者名/発表者名
      笠井清登、藤井直敬、福田正人、長谷川眞理子
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      東京大学出版会
  • [図書] 無心のダイナミズム2014

    • 著者名/発表者名
      西平 直
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] 生涯発達とライフサイクル2014

    • 著者名/発表者名
      鈴木忠、西平直
    • 総ページ数
      285
    • 出版者
      東京大学出版会
  • [図書] 教育における承認と人間形成2014

    • 著者名/発表者名
      R. ヴィガー、山名淳、他編
    • 総ページ数
      314
    • 出版者
      北大路書房

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公開日: 2016-06-01  

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