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2010 年度 実績報告書

大学初年次でのクリティカル・リーディング力育成カリキュラムと教材開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530840
研究種目

基盤研究(C)

研究機関関西国際大学

研究代表者

上村 和美  関西国際大学, 人間科学部, 教授 (20283830)

研究分担者 横川 博一  神戸大学, 国際コミュニケーションセンター, 准教授 (50340427)
堀井 祐介  金沢大学, 大学教育開発・支援センター, 教授 (30304041)
成田 信子  国學院大学, 人間開発学部, 教授 (50434965)
西川 真理子  甲子園大学, 栄養学部, 准教授 (10252727)
米田 薫  大阪青山大学, 健康科学部, 教授 (70382463)
キーワード教育方法 / 初年次教育 / 読解力
研究概要

本研究では、学力低下が叫ばれる大学初年次段階の読解力、とりわけクリティカル・リーディング(分析的読み)の力に注目する。まず、様々に定義される「読解力」の概念を整理することから始めて、「読解力とは何か」を明らかにする。それにより、読解力の向上に必要な要素を導き出し、その要素を向上させるための効果的な教授法を開発することを目的としている。
平成22年度は資料収集を行うとともに、サンプル教材の作成とその実践を行った。サンプル教材としては、(1)てびき、(2)予習シート、(3)復習シートを作成し、関西国際大学の入学前教育である「ウォーミングアップ学習」中の「ゼミナール体験」で使用した。実際の授業が複数担当者間で差が生じないようにするため、授業進行例も作成した。ウォーミングアップ学習終了後には担当者から意見収集を行い、教材については問題点がないとの評価を受けたが、次年度の実施に向けての改良点も見つかった。資料収集の結果報告と教材作成にあたっては、研究会を3回実施した(12月実施:神戸、1月実施:神戸、2月実施:金沢)。
また、ウォーミングアップ学習で実施されている2つのプログラム「日本語運用能力テスト」と「ゼミナール入門」の2008年入学生と2009年入学生のデータの分析・検証も行った。分析にあたっては「内容の読解」と「表現の形式」の2つの観点に分けて行い、内容の読解と日本語運用能力との間に若干の関連性が認められるという結果が得られた。これについては、関西国際大学研究紀要で成果発表を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 大学入学時における読解力と「日本語運用能力テスト」との関係に関する一考察2011

    • 著者名/発表者名
      上村和美・藤木清
    • 雑誌名

      関西国際大学研究紀要

      巻: 第12号 ページ: 89-99

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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