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2014 年度 実績報告書

大学初年次でのクリティカル・リーディング力育成カリキュラムと教材開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530840
研究機関関西国際大学

研究代表者

上村 和美  関西国際大学, 人間科学部, 教授 (20283830)

研究分担者 西川 真理子  甲子園大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10252727)
堀井 祐介  金沢大学, 学内共同利用施設等, 教授 (30304041)
成田 信子  國學院大學, 公私立大学の部局等, 教授 (50434965)
米田 薫  大阪国際大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (70382463)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード教育学 / 教育方法 / 読解力
研究実績の概要

本研究では、学力低下が叫ばれる大学初年次段階の読解力、とりわけクリティカル・リーディング(分析的読み)の力に注目する。まず、様々に定義される「読解力」の概念を整理することから始め「読解力とは何か」を明らかにする。それにより、読解力の向上に必要な要素を導き出し、その要素を向上させるための効果的な教授法の開発を行った。
読解力の要素としては、①言語知識、②局所的理解、③全体的理解、④表現力があるとし、それらの検証のため、「読解力診断テスト」の開発を行った。開発段階では、まず少人数のパイロットを行い、受験者にヒアリングを行った結果、問題の改良を行い、試験的実施へとつなげた。試験的実施においては、3大学で241名に受験してもらった。特徴的な結果としては、読書頻度と総得点との関係をみると、読書頻度が高い回答層ほど平均得点が高い結果が得られた。本を「よく読む」と答えた層と「まったく読まない」と答えた層の間では、平均点で10ポイント程度の差が見られたのである。そして、図書館や書店の利用頻度が高いほど得点が高いこともわかった。しかし、「新聞を読む頻度」の回答と総得点は関係していないこともわかった。
教授法の開発にあたっては、国語教育、日本語教育、英語教育の各分野での実践例、さらには心理学的なアプローチも加え、有機的かつ総合的で、アクティブラーニングも取り入れた教授法の開発を試みた。教授法の一部は、関西国際大学の入学前教育において実践している。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] 読解力を向上させるためのプログラム-LTD話し合い学習法と反転授業の手法を取り入れた試み-2015

    • 著者名/発表者名
      上村和美
    • 雑誌名

      関西国際大学紀要

      巻: 第16号 ページ: pp.13-20

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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