研究課題
基盤研究(C)
本研究は植民地中期~末期朝鮮の「同化」政策における日本語(国語)教育の役割を三つの時期に区分し解明した。1922年の三・一独立運動後は、天皇への感謝・国家繁栄のために尽力する人材養成という役割が薄れた。1938~1940年は、日中戦争を背景に、日本への忠誠心を持たせる役割へ変化した。1941~1945年は、大東亜戦時体制強化を背景に、天皇が統治する国の民という自覚の強化、国語愛護、国土の防衛・拡大の精神養成という役割に変化した。
社会科学