研究課題/領域番号 |
22530842
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研究機関 | 青森明の星短期大学 |
研究代表者 |
泉谷 千晶 青森明の星短期大学, 子ども学科, 准教授 (20299754)
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研究分担者 |
田中 晴子 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 講師 (00573081)
岡田 陽子 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 講師 (70573103)
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キーワード | 保育士養成 / ピアノ・グループレッスン / フォルマシオン・ミュジカル / 初心者のためのピアノ教材開発 / 音楽家の耳トレーニング / ピアノ指導における教授法の研究 / 演奏の認知的アプローチ / 教員養成 |
研究概要 |
本研究の目的は、保育者養成において「音楽を聴く耳を拓き、音楽する保育者を育てる」ための対話型ピアノ・グループレッスンのプログラム(コーチングの応用、教授法研究)および演奏の認知的アプローチの応用と聴く・歌う・理論・表現・演奏を総合的に学ぶため教材を開発することである。 平成22年度は保育音楽教育研究会を設置し、本学のピアノ実技担当者6名、エリザベト音楽大学の共同研究者2名により、〈音楽家の耳〉トレーニングを応用した保育者養成におけるピアノ公開レッスンおよび相互の授業見学(7月・10月・11月)を行い、授業の内容、教授方法について実践研究(ビデオで撮影、シェアリング)を行い、ピアノ・グループレッスンにおける教授方法の具体化をはかった。さらに、対話とコミュニケーションを重視した指導の在り方について、青木理恵氏(ICF国際コーチ連盟プロフェッショナルコーチ)によるコーチングの研修会(11月)を実施。研修会は地域の教育機関関係者、ピアノ指導者、保護者等にも開き、その様子は青森朝日放送の番組の中でも報道され、指導におけるコーチングのスキルと対話の重要性が改めて浮き彫りとなった。 一方、現場で歌われている身近な教材の収集と選別については、全国大学音楽教育学会による学会事業(2010)の共同研究がすでに現場と養成校別に全国調査を行っていたことから、ここから素材を選別することとした。演奏の認知的アプローチによる教材研究については、近年の論文資料の調査より、最終的にペースメソッドおよびMiyoshiメソッドを分析し、体系的教材のプログラミングを継続中である。
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