研究課題/領域番号 |
22530842
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研究機関 | 青森明の星短期大学 |
研究代表者 |
泉谷 千晶 青森明の星短期大学, その他部局等, 准教授 (20299754)
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研究分担者 |
田中 晴子 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 講師 (00573081)
岡田 陽子 エリザベト音楽大学, 音楽学部, 講師 (70573103)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 保育士養成 / ピアノ グループレッスン / フォルマシオン・ミュジカル / 初心者のためのピアノ教材開発 / 音楽家の耳トレーニング / ピアノ指導によける教授法の研究 / 演奏の認知的アプローチ / 教員養成 |
研究概要 |
本研究の目的は、保育者養成において「音楽を聴く耳を拓き、音楽する保育者を育てる」ための対話型ピアノグループ・レッスンのプログラムおよび教材を開発することである。 平成24年度は、10月に日本音楽教育学会全国大会(東京)で研究発表を行い、これまでの研究成果を総括し、2010~2011年度に共同研究の一環として行った公開レッスン(2回)、研究授業(3回)、FD(1回)、授業見学(5回)、コーチング研修会(1回)等の取り組みを踏まえて、青森明の星短期大学の子ども学科1年生(2010年度)および2年生(2011年度)のグループレッスンの実践研究について分析および考察の結果を発表した。その中で、音楽の基礎である楽譜を読む、歌う、弾く、和音を聴いてニュアンスを感じる、リズムやビートを表現する、必要な音楽用語の知識を獲得する等の方法についての実践を紹介した。さらに音楽の流れを捉えることを重視し〈音楽家の耳〉トレーニングの方法を活かし、拍子感、調性感、和声感、機能感を持って演奏するための導入方法についての実践を報告している。また、初心者が最も躓く「拍子感を伴わない演奏」の困難に対し、演奏前に音楽の基礎的要素を聴き合うことを通して感覚的に捉える方法についての実践を報告した。グループのピアノレッスンの組み立ての中に総合的な音楽教育の実践を展開していくことを提起した。 また、これらの成果を踏まえ、最終年度は教材作成を中心に共同研究を進め、現在チャイルド本社とこれまでの研究成果を総括した保育者養成のためのピアノテキストの出版について計画および検討中である。引き続き教材開発においては、音楽的経験および音楽の基礎知識の蓄積、表現する意欲を養う側面と、一方で演奏技術習得のため、演奏の身体的な認知プロセスに基づく演奏スキル獲得のためのプログラミングの側面の両方について、今後も研究を継続していく。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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