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2011 年度 実績報告書

高等教育における留学生支援の枠組みに関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530844
研究機関北海道大学

研究代表者

高橋 彩  北海道大学, 国際本部留学生センター, 准教授 (10326788)

研究分担者 ピーター フィルコラ  北海道大学, 国際本部留学生センター, 准教授 (30301013)
青木 麻衣子  北海道大学, 国際本部留学生センター, 講師 (10545627)
キーワード留学生支援 / 国際交流 / 高等教育政策 / 国際情報交換
研究概要

本年度は、イギリス、オーストラリア、カナダの大学等で、留学生支援の現状について現地調査を行った。また、日本の大学2校についても先行して調査を行った。
海外調査では、三名の研究者がそれぞれイギリス、オーストラリア、カナダの大学、関係機関等を訪問し、聴き取りと情報収集を行った。イギリスでは大学等3校と全国的な留学生支援関係機関を訪問し、留学生支援全般について聴き取りを行った。オーストラリアでは、国立図書館等で政策文書を中心に関係資料を収集、アデレード大学にて同大学における取り組みについて聴き取りを行った。この成果は『北海道大学留学生センター紀要』第15号(一部)で発表した。カナダでは、キャリア支援を中心に2大学で調査を行った。
結果の比較はこれからだが、担当者間の情報交換により、支援の枠組みや範囲の国によるちがいは、国家レベルの留学生政策・入国管理政策、大学の「カラー」にかかわっているようだ。大学の「カラー」は、教育戦略、利用可能な資源、地域性、国や世界の中での大学の位置づけ等の諸要素を含むものである。今後、調査結果をまとめ、いくつかの角度から検討することにより、支援の枠組みにおける国別の特色を把握する予定である。
オーストラリアとイギリスの調査結果の一部は、大学の留学生受入れ・支援業務の発展の参考にしてもらうため部局内で勉強会を開催し、報告した。また、2011年9月にコペンハーゲンで開催されたEAIEのセッション'Study in Japan : recent developments in international education opportunities'で分担発表した高橋の報告の一部は当研究の成果をもとにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

年度当初に計画したカナダ、オーストラリア、イギリスの大学への訪問調査を行い、各国・各大学の留学生支援の特徴をつかむためのインタービューと資料・情報の収集を行った。また先行して国内2大学の調査も行うことができた。これまでの研究については現在まとめている段階だが、一部の成果は発表されている。

今後の研究の推進方策

これまで収集した資料と調査結果をできるだけ早くまとめると同時に、具体的な発表方法(論文形式と口頭発表)について検討し、実行する。また、平成24年度の前半を中心に国内大学の調査を行い、比較の視点で研究成果をまとめる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] オーストラリアにおけるファウンデーション・プログラム-留学生を対象とした予備教育の制度的枠組みと日本への示唆-2011

    • 著者名/発表者名
      青木麻衣子・内田治子
    • 雑誌名

      北海道大学留学生センター紀要

      巻: 15 ページ: 40-62

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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