研究課題/領域番号 |
22530844
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 彩 北海道大学, 国際本部留学生センター, 准教授 (10326788)
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研究分担者 |
青木 麻衣子 北海道大学, 国際本部留学生センター, 講師 (10545627)
PETER Firkola 北海道大学, 国際本部留学生センター, 准教授 (30301013)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 留学生支援 / 国際交流 / 高等教育政策 / 国際情報交換 / イギリス:カナダ:オーストラリア |
研究概要 |
本研究は、カナダ、オーストラリア、イギリス、日本の四カ国において、大学における外国人留学生に対する支援(学生生活・キャリア形成等)の状況について調査し、各国あるいは各大学における支援の特徴を明らかにすることを通して、留学生支援の考え方の枠組みを検討する試みである。 前年度まで海外の大学における留学生支援の状況を調査し、日本の大学についても一部先行調査した。当初から予定されていた通り、支援のかたちは各国・各高等教育機関により様々であること、当該研究を行う研究者たちの分野も異なることから、各研究者がある程度テーマを絞る方向で調査・考察を続けた。 最終年度は日本で先進的な留学生支援あるいは国際交流支援を行う三大学を訪問し、その状況を調査した。能動型で多文化交流を意識した支援の事例が見られた。 11月には北海道地区の留学生担当者が集まる会合のプレセッションとして、イギリスとオーストラリアの高等教育における支援といくつかの大学のケースを紹介した。二カ国における留学生支援から、国の留学生に対する政策や高等教育における潮流が現場の個々の取り組みと絡み合っていることが、客観的に見えてきた。 各国の状況と収集した情報から支援にいくつかの傾向あるいは方向性が見られたことから、最終的に留学生支援の三つのベクトルからなる三次元の空間を理論的枠組みとして描出した。各高等教育機関の実際の留学生支援はその空間の中に位置づけられる。これは、各大学が留学生支援をどの程度、どの内容に力を入れて、どのような方針で行うのかを検討する上で参考となる概念枠組みを提供しようとしたものであった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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