研究課題/領域番号 |
22530845
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
姉崎 洋一 北海道大学, 大学院・教育学研究院, 教授 (80128636)
|
研究分担者 |
木村 純 北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (90153212)
浅野 かおる 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10282253)
武田 るい子 清泉女学院短期大学, 国際コミュニケーション科, 准教授 (20442171)
光本 滋 北海道大学, 大学院・教育学研究院, 准教授 (10333585)
|
キーワード | 大学 / 高等教育機関 / 地域再生 / プログラム / 比較研究 / モンゴル / 韓国 / 英国 |
研究概要 |
「大学・高等教育機関の地域再生支援プログラムに関する実証比較研究」というテーマに関して、平成23年度の研究推進をはかるために、北海道大学にて、2011年(平成23)7月17日に研究打ち合わせを、行った。参加者は、研究代表の姉崎洋一、研究分担者の光本滋、浅野かおる、武田るい子、木村純、及び研究協力者の大学院生ジャワザンハンダナイダンであった。これにもとづき、前年度の研究成果を踏まえ、繰り越し金を含めた補助金によって、一つには、モンゴル、英国、余裕があれば韓国の比較研究調査を行うこと、二つには、各研究分担者の独自なフィールド調査による国内調査を行うことを確認した。 この結果、(1)2011年9月26日一30日にかけて、6校のモンゴルの高等教育機関調査(国立警察アカデミー大学、Food Technology College、モンゴル国立農業大学、Mandakh Burtgel University、Otgontenger University、The Institute of International Studies)を、姉崎および研究協力者のジャワザンハンダナイダン氏によって行った。その後、各自の多忙や日程調整が困難なこともあり、(2)2012年1月28-30日にかけて、研究代表の姉崎は、韓国釜山にある東儀大学校での研究調査を行い、加えて、このプロジェクト経費以外で研究会に参加していた浅野かおる氏と韓国調査の計画を短時間討議した。(3)2012年3月24日一30日にかけて、姉崎、光本、武田の3名は、英国の大学、生涯学習機関調査を行った。訪問地と調査先は、リーズ大学、シェフィールド大学、ロンドン大学バークベックカレッジ、及びシェフィールドWEA(労働者学習協会)、ロンドン地区WEAであった。なお、関連しての書籍を購入し、調査報告に資することとした。 2012年の最終年度には、以上を踏まえての、テーマに関する研究報告書を作成するが、韓国及び国内については、必要な場合、予算の範囲内にて追加調査を行うこととしたい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
モンゴル、英国に関しては必要な文献資料、関連インタビュー記録などを保持し、おおむね計画を達成してきた。今後、担当の研究執筆を行うことが了解されている。韓国に関しては、平成22年度に担当者の病気、さらには担当者の勤務校が平成23年3月11日の東日本大震災の被災地域にあったこともあり、当初の計画よりは遅れが生じたが、最終年度にはその遅れを取り戻すべく尽力する。日本の大学、高等教育機関のケーススタデイについては、今後担当者間で協議を進め、最終的な報告書作成において計画を達成したいと考えている。
|
今後の研究の推進方策 |
2012年の最終年度には、3年間の研究調査を踏まえて、テーマに関する研究報告書を作成するが、韓国及び国内については、必要な場合、予算の範囲内にて追加調査を行うこととしたい。
|