研究概要 |
1.学術文献資料やメディア資料の収集・分析 日本、ニュージーランド、イギリス(イングランド)におけるテストと目標設定に関わる政策及び政策文化に関する既存文献やメディア資料を検討した。また、ニュージーランドの最近の教育政策の動向については、包括的な邦語文献がないことに鑑み、Thrupp, M.and Irwin, R.(eds.) (2010).Another Decade of New Zealand education Policy : Where to now?. Wilf Malcom Institution of Educational Research, The University of Waikato : Hamilton.を入手し、東京大学大学院生の研究補助を得て、翻訳に着手した。 2.インタビュー調査 ニュージーランドにおいて、海外共同研究者であるMartin Thruppが中心となり、行政官及び教職員団体の代表者を対象にインタビュー調査を実施した。研究代表者は、日程の都合上このインタビュー調査に直接立ちあえなかったものの、その記録を共有して、共同で分析を行った。 3.理論的・比較的・総合的分析 研究代表者と海外共同研究者がEmailを利用して頻繁に連絡をとりながら文献調査及びインタビュー調査の分析を進めた。また、ニュージーランド教育学会で共同研究発表を行ったが、その前後に集約的に共同研究を進めた。 4.研究発表 雑誌論文を発表したほか、海外共同研究者とともに以下の研究発表を行った。Martin Thrupp & Masaaki Katsuno (2010) National policy cultures of testing and target-setting : New Zealand and Japan as an instructive comparison, New Zealand Association for Research in Education Annual Conference, 6-9 December 2010, The University of Auckland, New Zealand.
|