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2010 年度 実績報告書

小学校区におけるソーシャル・キャピタルの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530864
研究機関愛媛大学

研究代表者

露口 健司  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (70312139)

研究分担者 倉本 哲男  佐賀大学, 文化教育学部, 准教授 (30404114)
増田 健太郎  九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (70389229)
キーワードソーシャル・キャピタル / 学校組織 / 小学校区 / 信頼 / ネットワーク
研究概要

本研究の目的は、近年学際的に注目されているソーシャル・キャピタル(SC)の視点から、小学校区におけるSCの生成・拡充過程、教育効果に至る影響過程、アクセス決定要因等の探究を行い、小学校区を核とする地域紐帯の再生方法を提案することにある。
平成22年度は、先行研究の収集と整理を通して、今後の調査研究のベースとなる理論の構築を行った。その成果は、稲葉陽二他『ソーシャル・キャピタルのフロンティア』(ミネルヴァ書房、2011)に掲載されている。
また、平成22年度は、調査データの収集においても相当の成果を収めている。サーベイリサーチ部門では、児童生徒1,532名(福岡県)、保護者2,427名(福岡県)、教員638名(愛媛県)、校長469名(愛媛県)のデータ収集を終え、現在、解析中である。なお保護者調査は継続4年目、教員調査は継続2年目であり、今後とも、データ収集が継続される見込みである。保護者を対象とするサーベイデータの一部は、露口(2010)「学校組織のソーシャル・キャピタル-構造・機能・決定要因-」(日本教育経営学会発表)として成果をまとめ、報告している。
さらに、事例研究部門では、大阪府・兵庫県・佐賀県・福岡県・岡山県の小学校区においてSCの生成過程に関する調査が進められている。特に、保護者間、学校と地域、子どもと地域の紐帯については、独創的かつ優れた教育・経営実践の発見に至っており、研究知見がまとめられつつある。
平成23年度は、これらの量的・質的データの分析・整理を行い、平成24年度の「提言」につなげていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 学校組織のソーシャル・キャピタル-構造・機能・決定要因-2010

    • 著者名/発表者名
      露口健司
    • 学会等名
      日本教育経営学会
    • 発表場所
      静岡大学
    • 年月日
      2010-06-05
  • [図書] ソーシャル・キャピタルのフロンティア-その到達点と可能性-2011

    • 著者名/発表者名
      稲葉陽二, 他
    • 総ページ数
      173-195
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2012-07-19  

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