1.連想処理アドイン・ソフトを、上薗恒太郎著、連想法による道徳授業評価-教育臨床の技法-、教育出版、にCDとして添付して発行した。 2.全校連想調査を長崎市出津小学校、久留米市合川小学校、大野城市大野小学校、大村市特別支援学校で実施し、合川小学校では民話による道徳授業2つを連想法で評価し、大野小学校では平成22年度研究紀要のまとめに25頁にわたって連想マップを掲載、大村市特別支援学校で12月3日に全校職員による研修会を行うなど、学校評価と授業研究に連想調査が活用された。 3.長崎市淵中学校で「ブタがいた教室」の映画上映を行い、映画の前後に連想調査をおこない校内研修を実施、また10月22日に生月町の2つの小学校と1つの中学校の児童生徒・保護者を集めての映画上映を行い、その報告会を2011年2月19日に生月町で行い、学校、地域の子どもに沿った助言を行った。 4.学会発表:2010年6月アジア太平洋道徳教育ネットワークと日本道徳教育方法学会の合同大会で2つの発表を行い、10月にセントルイスで開かれた道徳教育学会で発表した。それぞれタイトルは、子どもが学び合う道徳授業への転換-自分の生き方を見つめて-、体験活動の違いが生徒に及ぼした影響についての連想法ならびにアンケート調査による考察、Assessment by association method of a moral education lesson in a mixed age class-towards a clinical moral education-であった。 5.論文:異学年合同・地域素材でおこなういのちの道徳授業-臨床道徳授業のために-、道徳教育方法研究第15号、pp.1-11。映画「ブタがいた教室」を生月島の観客はどう受け止めたか-連想法による意識評価-、長崎大学教育学部教育実践総合センター紀要第10号、pp.9~25。映画「ブタがいた教室」による観客の意識変容、は長崎大学教育学部紀要-教育科学-第75号、pp.1~9。子どもが学び合う道徳授業への転換-自分の生き方を見つめて-、道徳教育方法研究第16号、pp.54-64。
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