研究概要 |
1. 保育施設評価認証制度に関する調査研究 保育施設に対する評価認証制度は,2010年2月で第1周期を終えたところである。評価認証事務局では当面この第1周期の総括作業を行った。また、この総括作業の結果の一つとして、『評価認証指針』の改訂を行った。研究者は、6月に評価認証事務局を訪問し、関連資料と情報を入手した。その成果は日本保育学会第64回大会で報告する予定である。 2. 幼稚園第三者評価政策に関する調査研究 保育施設に関する評価認証事業に比して、幼稚園に対する第三者評価は、私立幼稚園サイドの強い反対もあって、大きく遅れている。しかし、幼稚園評価はこの3月に,第2周期に入ることを契機として、大きな見直しと、幼稚園サイドとの合意形成が成立し、本格的な幼稚園評価が進められることとなった。 但しこの幼稚園第三者評価に関する指針書およびインスペクター用指針書は本年6月に公刊予定であるので、平成23年度調査で入手し検討する。 3. 地域調査について 平成22年度研究計画に予定していた地方水準の調査研究は,仁川広域市(9月)、釜山広域市(2月)に実施した。その結果、この両地域における第3者評価政策の進行状況については情報を入手した。今後、さらに具体的に地方水準の具体的内容について調査を進める予定である。
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