研究成果の第一は、2007 年から実施され始め、2010 年 3 月から第2周期に入った韓国の幼稚園・保育施設に対する第三者評価政策の内容と実際について調査した。対象は評価認証事務局及び教育科学技術部の政府機関、釜山広域市及び仁川広域市、光州広域市等の地方レベルである。これらの調査によって収集した情報と資料によって、韓国における第三者評価政策詳細な内容と、その長所と短所が具体的に把握できたことである。第二は、本研究の遂行過程で第三者評価を主題とする日韓国際シンポジウムを開催し、本研究の成果を広く周知する機会を持ったことである。第三は、韓国の第三者評価政策の背景となっている幼児教育無償政策及び幼保共通課程(ヌリ課程)の内容と特徴について、日本で最初に研究できたことをあげることができる。
|