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2012 年度 実績報告書

探求的学びを実現する保育実践とその教育課程に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530874
研究機関宮城学院女子大学

研究代表者

西城 裕子(磯部裕子)  宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (50289740)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード保育 / 教育課程 / プロジェクト型保育 / 探求 / 臨床
研究概要

2年間の基礎理論研究、実践記録データーをもとに、国内外の保育における先駆的実践の記録を整理するとともに、それらの実践がどのように教育課程に反映されているのか、検証を進めた。
子ども自身が主体となり、探求を実現する実践を深めるには、時間軸に沿った教師側の計画ではなく、子どもが体験している内容を読み取り、学びにつなぐ教師の計画が必要となる。これまで、狭義の教育課程は、教師が事前に作成した時間軸に沿った全体的な計画を意味していたが、保育における教育課程は、子ども自身の学びの全体計画と捉えなおし、教師と子どもの相互の営みのデザインとして描いていくことが必要である。
特に昨今注目されているプロジェクト型の保育においては、時間軸に従って展開する計画は意味をなさない。子どもの多様に広がる体験をつなぐ計画(見通し)をデザインし、今の体験と学びの物語を評価し見直すという繰り返しの中で、計画を作成していく必要がある。その意味で、教育課程の検証を進めるためには、保育における評価の検証が必須である。
したがって、本研究の最終段階として、保育という営為の評価の方法についても検討を進めた。昨今の教育課程及び評価に関する研究において注目されているゴールフリー評価論などの研究は保育の領域では、いまだ十分に検証されていないが、保育における教育課程の評価を考察するうえでは、これらの研究はきわめて示唆的でもある。
本研究を踏まえ、今後は、保育という臨床的実践の教育課程を「評価」という側面から検証し、この研究を展開していく。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 保育内容としての給食の再考2012

    • 著者名/発表者名
      磯部裕子
    • 雑誌名

      現代と保育

      巻: 84号 ページ: 30-41

  • [雑誌論文] 子どもの元気を再考する-「子どもらしさ」というイメージの中で-2012

    • 著者名/発表者名
      磯部裕子
    • 雑誌名

      幼児の教育

      巻: 111 ページ: 17-20

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公開日: 2014-07-24  

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