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2012 年度 研究成果報告書

シティズンシップ教育の政治的意義に関する日英比較研究:多元化社会と価値形成教育

研究課題

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研究課題/領域番号 22530886
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関南山大学

研究代表者

清田 夏代  南山大学, 人文学部, 准教授 (70444940)

連携研究者 山崎 智子  福井大学, 高等教育推進センター, 特命助教 (20636550)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード教育制度 / 行政
研究概要

「シティズンシップ教育の政治的意義に関する日英比較研究:多元化社会と価値形成教育」を課題として3年間行ってきた一連の研究の最終段階において総括されたことは,英国における移民排斥主義や極右政党の台頭といった政治的な困難の本質は,表層で現れているような移民問題ではなく,人種如何を問わず貧困問題そのものであるということである.特に白人貧困層が,彼ら自身を政治から切り離された無力な存在,また社会的政治的関心から疎外された存在であると感じていることが,重大な社会的分断の契機となってきた.バーナード・クリックは,シティズンシップ教育の中心に置かれるべきものは政治教育であると主張してきた.それは人びと,とりわけ若者が社会への参加の方法とスキル,自らの主張を表明する手段とルートを回復させることにより,異なった立場の人びとに対する憎悪を解消し,健全な民主主義社会を再建しうるという考えである.本研究においては,この主張の正当性の現代的な意義を検証し,その可能性の一部を明らかにすることができた.

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 共生のための教育-民主主義の再建を課題とするシティズンシップ教育,南山大学・人間関係研究センタ2013

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 雑誌名

      人間関係研究

      巻: 12 ページ: 1-20

  • [雑誌論文] 学校運営協議会と「教員の質」-教員の職能開発における学校運営協議会制度の可能性と課題2012

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 雑誌名

      日本教育行政学会年報

      巻: 第38号 ページ: 50-66

  • [雑誌論文] 若者・民主主義・政治教育-新たな社会統合の課題2012

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: Vol.40-5 ページ: 192-203

  • [雑誌論文] 英国中等教育における若者の教育・訓練政策-サッチャー政権以降の展開と新政権における改革方針2011

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 雑誌名

      南山大学アカデミア

      巻: 第2号 ページ: 71-82

  • [雑誌論文] 英国における中等教育政策-三分岐制からトラスト・スクールまで2010

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 雑誌名

      南山大学アカデミア

      ページ: 227-248

  • [学会発表] 英国における地方教育行政と教育ガバナンス-新自由主義と学校評議会制度2012

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 学会等名
      日本教育行政学会第47回大会自由研究報告
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2012-10-27
  • [学会発表] 英国におけるシティズンシップ教育とアイデンティティ・ポリティクス-多元主義的共生の限界と新たな社会統合の課題2011

    • 著者名/発表者名
      清田夏代
    • 学会等名
      日本教育行政学会第46回大会自由研究報告
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2011-10-08
  • [学会発表] 英国における若者の教育・訓練における政策動向-高等教育及び初等中等教育政策の連続性に注目して2010

    • 著者名/発表者名
      清田夏代,山崎智子
    • 学会等名
      日本教育行政学会第45回大会自由研究発表
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2010-10-03

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公開日: 2014-08-29   更新日: 2015-10-28  

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