自治体財政難が公立博物館に及ぼす長期的影響に関する研究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22530888
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育学
• 研究機関: 追手門学院大学
• 研究代表者: 瀧端 真理子 追手門学院大学, 心理学部, 教授 (70330165)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 社会教育 / 博物館 / 自治体財政 / 公益法人制度改革 / 指定管理者制度 / 情報公開

研究概要

博物館経営の民営化の動向は、日本の公立博物館にはその使命の明確化を、設置者である自治体には情報公開を促すものである。自治体の財政難は、我々に、博物館の立地条件の再考と、資料継承の方法を探ることを強いる。公立館を管理運営している自治体出資法人では、公益認定取得後も積極的な寄附金調達を行う館は少ないが、公益性の追求に基づく寄附金獲得をめざすべきである。

研究成果

• [雑誌論文] 指定管理者制度と情報公開-指定管理者応募書類の情報公開請求を手掛かりとして- (2011)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 雑誌名: 日本史研究会日本史研究 巻: 591号 ページ: 104-114
• [雑誌論文] 指定管理者制度と情報公開 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田中孝男・瀧端真理子
  • 雑誌名: 追手門学院大学博物館研究室Musa博物館学芸員課程年報 巻: 25号 ページ: 17-84
  • URL: https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/handl e/2324/19549
• [雑誌論文] 特例民法法人から公益認定・移行認定を受けた博物館関連法人一覧 (2011)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 雑誌名: Musa博物館学芸員課程年報 巻: 25号 ページ: 103-114
• [学会発表] 大阪市における博物館政策の変遷とその要因 (2012)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 学会等名: 日本社会教育学会第59回研究大会
  • 発表場所: 北海道教育大学釧路校
  • 年月日: 2012-10-07
• [学会発表] 日本の博物館はなぜ無料でないのか? (2012)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 学会等名: 全日本博物館学会第38回研究大会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2012-06-17
• [学会発表] 水族館をめぐる価値観の多様 化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 学会等名: 日本社会教育学会第58回研究大会
  • 発表場所: 日本女子大学
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] 公益認定取得後の博物館管理運営財団による寄附金獲得策について (2011)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 学会等名: 全日本博物館学会第37回研究大会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2011-06-12
• [学会発表] 指定管理者制度と情報公開 (2010)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子・田中孝男
  • 学会等名: 日本社会教育学会第57回研究大会ラウンドテーブル(3)
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-20
• [学会発表] 自治体財政の変動が公立博物館に及ぼす影響 (2010)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 学会等名: 日本社会教育学会第57回研究大会
  • 発表場所: 神戸大学
  • 年月日: 2010-09-19
• [学会発表] 神戸市立須磨海浜水族園における指定管理者交代の経緯と課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 西源二郎・瀧端真理子
  • 学会等名: 全日本博物館学会第36回研究大会
  • 発表場所: 明治大学
  • 年月日: 2010-06-13
• [図書] 身近な問いから考える-日本の博物館はなぜ無料でないのか? (2013)
  • 著者名/発表者名: 瀧端真理子
  • 出版者: 松籟社
• [備考] 「日本の博物館はなぜ無料でないのか?」
  • URL: http://togetter.com/li/256778 (まとめ作成者:瀧端真理子)