研究課題
基盤研究(C)
戦前から戦後にかけて、沖縄の字(集落)公民館では、字幼稚園と呼ばれる、保育・幼児教育施設が存在していた。沖縄の字幼稚園は、集落の相互扶助により生まれ出たものであり、字民が主体となって設立したものであった。また、公私立の保育園や幼稚園が未整備な地区では、字幼稚園が就学前の子どもの保育・教育を支える地域の教育組織として重要な役割を果たしていた。一方、字幼稚園の保母手当は保護者の負担であり、行政の支援も不十分であったため、園の運営状況は、不安定であった。
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平成 22-24 年度科学研究費補助金報告書 基盤研究(C)
ページ: 0-63
『名桜大学総合研究所紀要』第21 号
ページ: 1-11
