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2012 年度 実績報告書

「教育力のある地域」づくりのための社会教育事業の有用性に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530901
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

服部 英二  国立教育政策研究所, 社会教育実践研究センター, 研究員 (90401942)

研究分担者 濱中 昌志  国立教育政策研究所, 社会教育実践研究センター, 研究員 (00637126)
北田 真木子(伊藤真木子)  常磐大学, 公私立大学の部局等, 助教 (20534639)
青山 鉄兵  文教大学, 人間科学部, 講師 (20510457)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード社会教育 / 地域の教育力 / 地域のつながり、絆、ネットワーク / ソーシャル・キャピタル / テーマ型の地域コミュニティ / コーディネート力 / 相互の学び合い / 役割と観察学習
研究概要

○昨年度に実施した栃木県の3市【那須塩原市、鹿沼市、日光市】(人口10万人規模の市を抽出)の小学校の保護者を対象に実施した「質問紙調査」で得られた集計結果や自由記載欄の分析を行った。「聴き取り調査」に関しては、3市の教育委員会事務局、教育事務所担当者、「質問紙調査」対象校の校長、教頭、学校支援ボランティアコーディネータなどの地域の指導者等を対象に実施したが、そのヒアリング結果から得られた内容を文章化しつつ整理し、教育力のある地域に必要な要件や構成要素などの洗い出しを行った。
○また聴き取り調査内容等から、実際の地域における社会教育事業の実態や在りよう、地域住民が考える「教育力のある地域」の総体や構成要素などを調べた。さらに学校関係者等のヒアリング結果から、学校が抱える課題や地域の社会教育活動への期待や要望を取りまとめた。
○これらの調査結果に基づく分析作業と併せて、追加的な地域での実態調査を行うとともに、地域の実態などを踏まえた「地域の教育力」の概念についての再整理を試みた。その上で教育力のある地域に共通する特性や活性化の要因などを検証し分析を行った。
○研究の結果「教育力のある地域」に見られる共通なものとして、地域住民のソーシャルなネットワークやつながりの密度、人々の地域への参画意識や協働的な関わりなどが大きな要素を占めていることが明らかとなった。また、「教育力のある地域」は、その教育作用としての働きとともに、その基盤ともなる文化資産や人的要素など地域の様々な教育資源も関わっていることが裏付けられた。
○地域でのつながりや絆、ネットワークを高めていくことと地域における社会教育活動との間には、相互に循環的な関連性があるという結果が得られた。最終的にケーススタディで得られた知見やアンケートによる調査結果などに基づき、3年間の研究成果を取りまとめた調査研究報告書の作成を行った。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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