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2010 年度 実績報告書

大学マネジメントを支援するインスティテューショナル・リサーチの可能性

研究課題

研究課題/領域番号 22530906
研究機関筑波大学

研究代表者

加藤 毅  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 准教授 (10233800)

キーワード大学マネジメント / インスティテユーショナルリサーチ / 大学職員
研究概要

これまでの研究蓄積を通じて、我が国における先進的な大学では、日本型IRを起点としその延長上に、業務の高度化・効率化と人材養成を同時に実現するOJD^2、学術研究や正課教育のレリバンス再興などの意欲的な試みが、役職員を中心として展開されていることが明らかになりつつある。今年度は、混沌とした現実の中から新たな可能性の萌芽を探し出すこと等を目的として、インテンシブなインタビュー調査を多数実施した。
調査を通じて明らかになったことは、インフォーマルなものも含めれば、直面する問題状況に真正面から向き合い、創意工夫を重ね解決に向けてプロジェクトを企画・実施する大学職員の存在は、例外ではないということである。大学マネジメントの現場から生まれたこれらプロジェクトに学生を巻き込んでいるケースも多く、そこではほぼ例外なく、担当した職員が驚くほどの教育効果が得られている。高い教育効果が期待できることから、正課外教育として明確な位置づけがすでに与えられている先進的な大学もある。従来のような支援的役割を超えて、職員も、大学教育の充実発展に直接的に寄与しはじめているのである。ここで問われているのは、プロの職業人として、あるいは人間としての「職員の生き方」に他ならない。
調査研究を通じて得られたこの知見をベースにして、2011年2月に、大学職員を対象とするワークショップ「大学職員の生き方が学生を育てる」を企画・実施した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] IRを起点とするプロジェクト参加型学習2011

    • 著者名/発表者名
      加藤毅
    • 雑誌名

      IDE現代の高等教育

      巻: 530 ページ: 56-60

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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