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2012 年度 実績報告書

現代インド南部2州におけるクリーミーレイヤーと最貧層の教育機会の生成過程

研究課題

研究課題/領域番号 22530929
研究機関順天堂大学

研究代表者

牛尾 直行  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (10302358)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードクリーミーレイヤー / マイノリティ・インスティテューション / セルフ・フィナンシャル・コース / 無償義務教育に関する子どもの権利法
研究概要

本研究課題の主要な成果は、以下の四点である。
1.クリーミーレイヤーに関する研究;日本では殆ど注目されることのなかった、インドにおけるクリーミーレイヤーの定義、社会的位置づけなどを明らかにすることができた。また、クリーミーレイヤー大学生・大学院生の学校歴、意識などを数は少ないが調査をした。
2.SC/ST/OBCs大学生・大学院生に関する調査を実施;インド・タミルナドゥ州チェンナイおよびカルナータカ州マイソールにおいて、SC/ST/OBCsの大学生・大学院生に、家庭の資力/学校歴/階層意識などについてアンケート調査を行った。また、主に高等教育に在籍しているOBCs学生に、追加面接調査を行い、OBCs学生の中での階層性を明らかにした。
3.社会的弱者層の教育機会の多元性・多様性;これまで知られてきた留保制度など以外にも、社会的弱者層は様々な教育機会、例えばマイノリティ・インスティテューションの利用、セルフ・フィナンシャル・コースの利用などを経て学校教育機会を利用していることを明らかにした。
4.RTE法に関する研究;本研究を進める中で、高等教育だけでなく初等・中等教育の教育機会保障についても併せて検討するため、2009年無償義務教育に関する子どもの権利法の成立・施行に関する研究も行った。同法の成立経緯・概要を検討し、それが社会的弱者層の教育機会と大きく関わっていることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] インドにおける「無償義務教育に関する子どもの権利法(RTE2009)」と社会的弱者層の教育機会2012

    • 著者名/発表者名
      牛尾直行
    • 雑誌名

      広島大学現代インド研究 空間と社会

      巻: 2 ページ: 63-73

    • 査読あり
  • [雑誌論文] インド,タミル・ナードゥ州のインクルーシブ教育-RTE法とサルバ・シクシャ・アビヤン政策下の実態-2012

    • 著者名/発表者名
      古田弘子、牛尾直行
    • 雑誌名

      熊本大学教育学部紀要

      巻: 第61号、人文科学 ページ: 117-124

    • 査読あり
  • [学会発表] インドのインクルーシブ教育の制度と実態-RTE法の施行と障害児の教育を受ける権利

    • 著者名/発表者名
      牛尾直行
    • 学会等名
      日本比較教育学会第48回大会
    • 発表場所
      九州大学
  • [学会発表] インド南部2州におけるOBC学生の教育機会形成過程に関する考察

    • 著者名/発表者名
      牛尾直行
    • 学会等名
      日本教育制度学会第20回大会
    • 発表場所
      岡山大学

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公開日: 2014-07-24  

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