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2012 年度 研究成果報告書

近代日本の学生文化の形成と伝播~身体・ハビトゥス・ネットワークからの分析~

研究課題

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研究課題/領域番号 22530934
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関金沢星稜大学

研究代表者

井上 好人  金沢星稜大学, 人間科学部, 教授 (30319032)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード教育社会学
研究概要

「書生」と呼ばれていた学徒たちはいかにして「学生」になったのか。明治初年から昭和戦前期に至るまで、エリートの卵としての「学生」のアイデンティティは、いくつかの節目ごとに変化をとげてきているが、その過渡期に焦点をあて、学歴エリートの代表たる旧制高等学校の学生を中心に、旧制中学・高等女学校の生徒も含め(彼らを総称して「学生」と表記する)、鍛錬、衛生、娯楽、趣味、恋愛、野心、運動、エリート意識、教養といった身体管理の技法や道徳観をめぐる様々な言説が「学生」たちにとってどのような"世界と自己とを意味づけるコード"として受容あるいは反発されてきたのかを、地方メディア(新聞、雑誌の報道や連載小説など)と「学生」側の校友会誌や日誌類、名簿類を相互に対照させながら分析した。

研究成果

(5件)

すべて 2013 2012 2011 2010

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 四高「寒潮事件」に秘められた四高生と女学生との純愛~なぜ"堕落学生"のレッテルが貼られたのか~」2013

    • 著者名/発表者名
      井上好人
    • 雑誌名

      金沢大学資料館紀要

      巻: 第8号 ページ: 35-47

  • [雑誌論文] 大正・昭和初期の粟崎遊園にみる娯楽と身体表象~『北國新聞』記事を中心とした分析~」、『人間科学研究』2013

    • 著者名/発表者名
      井上好人
    • 雑誌名

      金沢星稜大学人間科学会

      巻: 第6巻第2号 ページ: 5-12

  • [雑誌論文] 四高・「超然主義」の神話誕生~河合良成の校風改革運動と時習寮の「38名」~2012

    • 著者名/発表者名
      井上好人
    • 雑誌名

      金沢大学資料館紀要

      巻: 第7号 ページ: 1-13

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 四高における音楽部の創設~石倉小三郎に集う洋楽愛好者たち~」『人間科学研究』2011

    • 著者名/発表者名
      井上好人
    • 雑誌名

      金沢星稜大学人間科学会

      巻: 第4巻第2号 ページ: 7-12

  • [学会発表] 明治前期の「久徴館」と旧加賀藩出身学生~『久徴館同窓会雑誌』の分析から~2010

    • 著者名/発表者名
      井上好人
    • 学会等名
      教育史学会第54回大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      20100000

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公開日: 2014-08-29  

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