研究課題/領域番号 |
22530936
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
堀江 未来 立命館大学, 国際教育推進機構, 准教授 (70377761)
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キーワード | 国際教育 / 教育政策 / 高等教育 / 国際連携 |
研究概要 |
・大学の国際コンソーシアムの動向調査のため、引き続きEAIE(European Association for International Education)やACA(Academic Cooperation Association)より出版される調査報告書を中心に購入した。 また、NAFSA(Association of International Educators)およびEAIE(European Association for International Education)の年次大会に参加した。 ・大学の国際コンソーシアムの一つであるINU(International Network of Universities)が平成23年度に行った2回の年次総会(10月ジェームスマディソン大学、3月東京)に出席し、運営状況に関する最新動向および各加盟校から出される意見などを認識した他、各加盟校の代表者に個別でインタビューを行った。コンソーシアムとしての活動の実質化に向け、全体を牽引できる特定の加盟校の存在が重要であること、また加盟校間での組織的コミュニケーションを密接にするためにさまざまな方策が試みられていることがわかった。 ・当初は複数のコンソーシアム調査を並列で行うことを予定していたが、情報収集の結果それぞれのコンソーシアムにおける運営状況の複雑さや変化の早さなどを鑑み、まずは対象をINU(International Network of Universities)に絞り、ケーススタディを行うこととした。このケーススタディを通じ、最終年度においては他団体の分析にも適用可能な枠組みを構築したいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査は順調に進んでいるものの、これまでに成果発表を行えていないため。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き国際会議を中心に全体的な情報収集を行いつつ、INUのケーススタディを深めた上で、複数コンソーシアムについての分析を試みる。この研究分野においてコンソーシアム研究を先駆的に行ってきたHans de Wit教授(ミラノカトリック大学国際教育研究所所長)から研究協力を得られることになったため、ケーススタディ分析およびその後の進め方について助言をいただく予定である。
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