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2012 年度 実績報告書

情報通信メディアにおけるコミュニケーション能力を育てる国語科学習指導の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22530941
研究機関北海道教育大学

研究代表者

上田 祐二  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50213369)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード国語科教育 / メディア・リテラシー / コミュニケーション / 話すこと・聞くこと / 話し合い / 情報活用 / インターネット
研究概要

本年度は,研究の最終年度であるため,前年度に実施した提案授業の結果の分析結果を踏まえながら,本研究成果の集約を行った。
理論的な成果については,国語科におけるネットワーク・コミュニケーション学習の枠組みを示した。要点のみ述べれば,その学習の目標は,ネットワークを公共的な対話の場として参加・貢献できることに置くことができる。その目標からすれば,従来の「話すこと・聞くこと」領域における学習の1つの活用場面であるととらえることもできる。しかしながら,ネットワークは,そこでの発言をアーカイヴし,発言者の意図の有無に関わらず,別のコミュニケーションに巻き込むようにシステム化されている。したがって,そのようなメディアの理解を図ることが必要になる。また,それを踏まえた情報活用・構成の技能・知識も学習の射程となる。
実践的な成果については,前年度に実施したBBSにおけるコミュニケーション学習の授業を分析・考察した。その成果は,理論的枠組みの構築にも生かされているが,実践的な示唆としては,話し合いの中途で,発言の展開や必要な発言の仕方に気づかせること,また,発言に対する反応を対面的に与えることが,学習において効果的であることが見出された。
以上,要点のみ述べたが,いわゆるメディア・リテラシーとしてとらえられるインターネットの学習と,従来からの国語科のコミュニケーションに関わる学習とを関係づけながら,具体的な指導の形を示し得た点は,本研究の意義として指摘できる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 国語科におけるネットワーク・コミュニケーションの指導-BBSでの発言の仕方を考える学習の一事例-2013

    • 著者名/発表者名
      上田祐二・成田麻友子
    • 雑誌名

      旭川国文

      巻: 25号 ページ: 未定

  • [雑誌論文] 情報を活用する力を支えるコミュニケーション意識2012

    • 著者名/発表者名
      上田祐二
    • 雑誌名

      月刊国語教育研究

      巻: 485号 ページ: 4-9

  • [学会発表] 中学校におけるネットワーク・コミュニケーションの指導-読み手の意識化をねらいとした授業の検討-2012

    • 著者名/発表者名
      上田祐二
    • 学会等名
      全国大学国語教育学会
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      20121027-20121027
  • [備考] Ueda's Info.(研究論文の配布)

    • URL

      http://www.asa.hokkyodai.ac.jp/research/staff/ueda/paper/index.html

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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