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2012 年度 実績報告書

PISA読解力と全国学力・学習状況調査に関わる国語学力の形成についての臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530947
研究機関秋田大学

研究代表者

阿部 昇  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (80323129)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード国際情報交換 / 国語学力観 / PISA「読解力」 / 学力調査 / 吟味力
研究概要

本研究は、PISA「読解力」と全国学力・学習状況調査「国語B」の前提となっている国語(言語)学力観を分析・検討し、その形成の在り方を解明していくものである。平成24年度は、平成22年度・平成23年度の研究成果を生かしながら、以下の4点を中心に研究を行った。
(1)秋田県検証改善委員会委員長として、前年度までに引き続き全国学力・学習状況調査の全国及び秋田県の結果に関して、秋田県教育委員会指導主事の方々・秋田大学教育文化学部教員とともに共同を行った。(その検討結果は、『平成24年度学校改善支援プラン』にまとめられている。)これらの研究を生かしながら、PISA「読解力」及び全国学力・学習状況調査「国語B」の前提となる国語学力観の検討を総括的に進めた。
(2)秋田大学教育文化学部附属小学校・附属中学校及び秋田県、山形県、千葉県等の公立小学校・中学校と連携しながら、特に説明的文章分野に関わる吟味力(評価力・批判力)の指導に関する臨床的研究を行った。それにより、PISA「読解力」及び全国学力・学習状況調査「国語B」の前提となる国語学力観の検討を総括的に進めていった。
(3)フィンランドを訪問し、ヘルシンキ大学附属学校、ユバスキュラ大学附属学校、ヘルシンキ近郊の公立学校の授業を視察した。また、ヘルシンキ大学教授ヤリ・ラボネン教授、ユバスキュラ大学教授ティーナ・シランデル教授他とPISA「読解力」に関わる学力観についての情報交換を行った。それらを通じて、フィンランドがPISAで好結果を残している要因を探った。
(4)PISA「読解力」及び「国語B」の前提となる学力観の先進性と限界の解明、好結果を残している国・地域の要因整理、文章を吟味・評価・批判する力、作品を吟味・評価・批評する力に関する小学校→中学校→高等学校の「教科内容」の系統化、「教育方法」の解明についての総括を行った。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「自分の考え」を鍛える論争読みのススメ2012

    • 著者名/発表者名
      阿部昇
    • 雑誌名

      国語教育

      巻: 747~752 ページ: 各118-121頁(計24頁)

  • [雑誌論文] 「伝え合い」の授業こそが質の高い国語力を身につける2012

    • 著者名/発表者名
      阿部昇
    • 雑誌名

      言語技術教育研究

      巻: 3 ページ: 14-19頁

  • [図書] 「言語活動」を生かして確かな「国語の力」を身につけさせる2012

    • 著者名/発表者名
      阿部昇
    • 総ページ数
      188頁
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2014-07-24  

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