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2012 年度 実績報告書

メタ認知的アプローチによる美術鑑賞学習方略の効果と課題

研究課題

研究課題/領域番号 22530950
研究機関筑波大学

研究代表者

石崎 和宏  筑波大学, 芸術系, 准教授 (80250869)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード美術鑑賞 / メタ認知 / 学習方略 / 美術教育 / 鑑賞スキル
研究概要

本年度は、本研究課題の最終段階であり、鑑賞文評価におけるメタ認知的モニタリングの分析を継続して進めるとともに、メタ認知的アプローチによる美術鑑賞学習の事例を集約し、ホームページを構築した。
1.美術鑑賞文評価過程におけるメタ認知的モニタリングのテキストマイニング分析
他者が書いた鑑賞文を評価する営為は、評価者に自らの評価の観点の明確化を促し、評価者自身の鑑賞の観点を省察させるメタ認知的モニタリングの機能を果たすと考えられる。そこで、他者が書いた鑑賞文について、大学生に任意の観点での評価と、すでに設定された観点にもとづく評価を行ってもらい、両者の評価記録と評価後のコメントを記録した。本年度はそれらの記録データをもとにテキストマイニング分析を進めた。特に大学生が他者の書いた鑑賞文を任意の観点で評価する場合の観点をカテゴリーとして抽出し、各観点間についての構造モデルを検討した。また、あらかじめ設定された観点での評価と比較し、鑑賞で重視される概念を事例分析した。
2.メタ認知的アプローチによる美術鑑賞学習教材集の作成とホームページの構築
これまで開発した美術鑑賞学習を効果的に促す教材事例を整理し、 学校等で教育実践できるように各発達段階に対応したメタ認知的アプローチによる美術鑑賞支援ツールの集約作業を進めた。理論編では美術鑑賞学習におけるメタ認知的アプローチの概念、構造モデルを明確化し、実践編では具体的鑑賞支援ツールの事例を類別した。また、それらのコンテンツをもとにして新たなホームページ「鑑賞支援ツールのひろば」(http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~kansho/)を構築した。さらに鑑賞支援ツールについては、教育実践における活用を考慮し、簡便な作り替えや応用がしやすいワークシートや鑑賞ツールをPDFファイルで作成し、ダウンロードできるようにした。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] イメージと言葉を相互作用的につなげる芸術的感性

    • 著者名/発表者名
      石崎和宏
    • 学会等名
      第54回日本教育心理学会
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県)
  • [図書] Andrea Karpati and Emil Gaul(Eds.).From Child Art to Visual Language of Youth: New Models and Tools for Assessment of Learning and Creation in Art Education2013

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiro Ishizaki, Wenchun Wang
    • 総ページ数
      249-266
    • 出版者
      Intellect Publishers
  • [備考] 鑑賞支援ツールのひろば

    • URL

      http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~kansho/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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