研究概要 |
本研究における初年度の実績は以下の通りである。 1.英語教員に求められる英語力尺度に関する素材例(ヨーロッパ、北米、香港などの素材)および文献を収集し,これらに基づき,日本の英語教員の専門的能力の開発に資する尺度開発のための理論的基盤を構築した。 2.The Language Proficiency Assessment for Teachers (LPAT)の開発者を訪問し,香港の先進的な取り組みを調査するとともに,作成した教室内英語評価尺度の素案に関して意見を頂いた。 3.全体会議(代表者・分担者・協力者)および代表者・分担者会議を複数回行い、「英語教員に求められる英語力(授業で必要とされる英語スキル)」の操作的概念規定を行うとともに,関連の行動目標の習得状況を評価・測定するための尺度(能力記述文およびcan-doリスト)の素案を作成した。 4.教員教育を目的とした大学院の授業で,尺度を予備的に使用し,教室内英語力の自己・相互評価を行い,尺度の修正すべき点を確認した。
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