研究概要 |
本研究の目的は, 数学に対する信念・価値・素質・感情・態度についての教師と児童の測定尺度を開発し, 教師の5つの要素間の関係, 児童の5つの要素間の関係, 教師と児童の5つの要素間の関係, そして, 教師と児童の5つの要素, 教師の授業実践力, 児童の授業理解間の関係を明らかにし, 教師の授業実践の改善を図ることを目的とする。 研究の成果として, 次の5つが挙げられる。 (1)教師と児童の5つの要素に関する測定尺度については, 全て開発し終え, 数学教育学会誌, 日本科学教育学会誌「科学教育研究」, 日本教育実践学会誌「教育実践学研究」に掲載されている。(2)教師と児童の5つの要素間の関係は, 日本数学教育学会誌「算数教育」に掲載され, また, 全国数学教育学会第29回研究発表会発表資料に詳述している。(3)教師の授業実践力については, 第42回数学教育論文発表会論文集(日本数学教育学会)に掲載されている。(4)児童に授業理解については, 第45回数学教育論文発表会論文集(日本数学教育学会)に掲載されている。(5)神戸市内のA小学校で行われた教師の授業実践の改善を図るための研修の一部は,第7回年会予稿集(日本教授学習心理学会)に掲載されている。 なお, 教師と児童の5つの要素, 教師の授業実践力, 児童の授業理解間の関係については, 学会への投稿を予定している。また, 授業実践力に関する測定尺度を現在開発中である。
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