研究課題/領域番号 |
22530988
|
研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
有川 誠 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50325437)
|
研究分担者 |
土井 康作 鳥取大学, 学内共同利用施設等, 教授 (20294308)
田口 浩継 熊本大学, 教育学部, 教授 (50274676)
坂口 謙一 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30284425)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 技術教育 / ものづくり教育 / 図画工作科 / カリキュラム開発 |
研究概要 |
平成24年度は,小学生の発達段階を考慮した「図画工作科」における技術教育カリキュラムを具体的に考案し,小学校での授業実践を通して課題や可能性を探った。具体的には,主に教師の指導改善の手立てとされるPDCAサイクルを,図画工作科の工作分野で児童の手立てとして活用し,「てこ・クランク機構」を含む動くおもちゃの「しくみ」を改善する教材・カリキュラムを開発した。結果は以下のようにまとめられる。 本実践(教材・カリキュラム)は,児童自身が構想と作品と照らし合わせて,意識的に作品の改善に繋げることを目的とするものである。具体的な課題(題材)としては,自分が作った作品を製作し動かすことで,それに内包される「仕組み」に興味・関心をもち達成感を味わわせることが期待できる「てこ・クランク機構」を含む「動くおもちゃ」を教材とした。授業実践では,この教材にPlan(構想・設計),Do(製作),Check(比較・検討・評価),Action(調整・改善)を位置づけ,教材としての課題や可能性を探った。 その結果,PDCAサイクルを用いることで,児童はものを作る楽しさを十分味わい,ものの仕組みについての興味・関心が高めることができた。すなわち,今回考案した「動くおもちゃ」の教材,及びPDCAサイクルの位置づけにより,構想と作品を比較し改善することが比較的簡単に行えることが確かめられた。これは「図画工作科」における技術教育カリキュラムとして具体的に活用することが可能と考えられる。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|