研究課題/領域番号 |
22530989
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研究機関 | 公立大学法人 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
徳本 弘子 公立大学法人 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (00315699)
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研究分担者 |
添田 啓子 公立大学法人埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70258903)
鈴木 幸子 公立大学法人埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
國澤 尚子 公立大学法人埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (20310625)
丸岡 弘 公立大学法人埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80325985)
佐藤 雄二 公立大学法人埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (10196280)
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キーワード | PBLテュートリアル / スタディ・スキルズ / 議論過程 / 認知葛藤 / 習得 / 発話分析 / 相互作用 / テュータの役割 |
研究概要 |
本学では初年次全学生に学士力の基礎としてスタディ・スキルズ習得を目的にPBLテュートリアルを必須にしている。PBLテュートリアルは、議論しつつ問題を解決することで様々な能力が習得されると言われている。しかし、議論すればかならず能力が習得されるとは限らない。問題解決の議論の中で能力が習得できたのは、学生が議論場面で認知葛藤を経験し、知識が再構築された場合のみとの報告がある。そこで、議論の中で認知葛藤(「学習者が学習内容・課題がうまく理解できない,やろうと思うがうまくできないで困っている状態」と定義)が発生するといわれる議論中の操作的トランザクションの発話を手掛かりに、議論中の発話の質(操作的トランザクション、表明的トランザクション、進行)と学生の説明(知識の再構築)がどのように変化していくのか学習過程を見ていくことを目的としている。22年度の研究計画は過去のPBLテュートリアルの議論過程のデータを再分析し,認知葛藤場面の抽出と知識獲得、説明構築の過程を抽出する予定であったが,研究責任者が体調不良のため計画した研究が進められず23年度に繰り越した。23年度は操作的トランザクションの発話の再分析を行い、その結果の一部を初年次学会誌に報告した。また、23年度計画した授業のPBLテュートリアル議論の全過程をデータとするため、本学の倫理審査委員会に計画書を提出し、授業実践の研究の承認を受けた。また、授業実践の録画・録音の為の機材及びデータ収集の為の準備をおこないデータ収集した。
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