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2012 年度 実績報告書

介護現場と連携した介護技術教育の学習モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22530995
研究機関日本福祉大学

研究代表者

武田 啓子  日本福祉大学, 健康科学部, 助教 (70548685)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード介護福祉士 / 生活支援技術 / 基礎教育内容 / 技術修得 / 介護実習 / 学生
研究概要

介護福祉士養成課程の新カリキュラムに即した介護現場と有機的に関連した生活支援(介護)技術教育の新たな学習モデルの構築に向けて,生活支援技術の基礎教育内容および教育方法の2側面から検討した.
平成23年度調査より設定した生活支援技術の基礎教育内容87項目と卒業時到達度をふまえ,講義・演習および実習の修得状況を学生,教員,実習指導者が共通認識することで,継続的な指導を可能にするワークシートを検討した.様々な生活支援での基盤となる「車いすで平地の移送介助ができる」は,到達度I「単独でできる」であり,介護実習で学生の経験率も98.1%と高いためワークシートの項目として選択した.実習指導者らにインタビューを実施し,複数の専門有識者アドバイスおよび文献をもとに学修内容51項目を抽出し認知領域27項目,精神運動領域15項目,情意領域9項目の3領域に整理した.目標区分として既習内容,新学習内容および発展・向上目標の3区分を設定し,評価区分は事前的評価,形成評価,総括的評価の3区分に設定した.評価尺度について,講義は「理解できる」「テキストなどを見れば理解できる」「テキストなどを見ても理解できない」の3段階,演習・実習は「ひとりでできる」「指導のもとできる」「できない」「未経験」の4段階を設定した.
教育方法について,講義や演習を受ける前に学生自身による知識構成やメタ認知活動を協調的に行うプレ演習について,平成22年度,23年度に引き続き今年度も,その場での学習活動を活性化させ,方法の根拠から考える活動をしておくことでアセスメントのメタ認知的習慣は向上する効果を確認できた.
生活支援技術の卒業時到達度について,継続的に本学34名の学生を対象に実習経験及び到達度を検証した.結果,昨年同様に経験率が高い項目は到達率も有意に高く,経験率の低い項目は緊急時の対応など実習現場でも実施率の低い項目であった.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 生活支援技術基礎教育内容の精選2012

    • 著者名/発表者名
      武田啓子、高木直美
    • 雑誌名

      介護福祉士

      巻: 18号 ページ: 30-35

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 介護福祉基礎教育の医行為関連項目に対する介護実習指導者と介護教員の認識2012

    • 著者名/発表者名
      高木直美、武田啓子
    • 雑誌名

      介護福祉学

      巻: 19巻1号 ページ: 88-93

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生活支援技術のアセスメント力を育む授業2012

    • 著者名/発表者名
      武田啓子
    • 雑誌名

      介護福祉学

      巻: 19巻1号 ページ: 81-87

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生活支援技術の基礎教育を考える‐「支援するために必要なもの」について介護職員の意識調査より‐2012

    • 著者名/発表者名
      高木直美、武田啓子
    • 雑誌名

      介護福祉教育

      巻: 33 ページ: 21-26

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 生活支援技術項目と卒業時到達度に関する研究 第2報 -実習を終了した学生の到達率と経験率をふまえて-2012

    • 著者名/発表者名
      武田啓子、高木直美
    • 雑誌名

      介護福祉学

      巻: 19-2 ページ: 139-146

    • 査読あり
  • [学会発表] 介護実習終了時における生活支援技術の到達度に関する研究-医行為関連および緊急時対応関連の項目に焦点化して-2012

    • 著者名/発表者名
      武田啓子、高木直美
    • 学会等名
      第20回日本介護福祉学会大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      20120922-20120924
  • [学会発表] 生活支援技術の到達度に関する研究 -ワークシート作成を試みて-2012

    • 著者名/発表者名
      高木直美、武田啓子
    • 学会等名
      第20回日本介護福祉学会大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      20120922-20120924
  • [学会発表] 介護実習における生活支援技術の修得度に関する研究2012

    • 著者名/発表者名
      武田啓子、高木直美
    • 学会等名
      第19回日本介護福祉教育学会
    • 発表場所
      兵庫
    • 年月日
      20120903-20120904
  • [学会発表] Relationship between the Low Back Burden in the Transfer Skill and the Frontal Cognitive Function2012

    • 著者名/発表者名
      Takeda Keiko, Watanabe Yoriko, Harada Taeko
    • 学会等名
      35th Annual Conference of the Cognitive Science Society 2012
    • 発表場所
      Japan
    • 年月日
      2012-08-02

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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