本研究は,地域の子育て支援施設など学校外における美術・造形活動の現状と課題を明らかにし,ものづくり活動を支援する効果的な方法を研究し,ものづくりを普及・発展させることを目的に実践した。 最終年度の取り組みとして,1身体感覚を重視したものづくり講座の実践研究。2子育て支援施設や児童館などで活用できる「ものづくり教材集(紙・粘土編)」と「ものづくり講座教材集 CD-ROM」を編集・発行。3ホームページを作成し,インターネットでの公開及び教材集の配信を行った。 ものづくり講座の実践では,子育て支援施設等(大阪市)で,9月から3月にかけて計7回の指導者育成ものづくり講座を行い,ものづくり講座の教材開発や子どもへの技術的な支援のあり方について検証し,施設職員や指導者に指導・助言を行った。 教材集の作成では,これまで実施してきたものづくり講座の中から,紙・粘土の15種類の教材を掲載した。教材集は,身体感覚を重視し,オノマトペを活用した内容に再編集し,「ものづくり教材集(紙・粘度編)」を発行した。また,同時にこれまで研究開発してきた,羊毛編と紙・粘土編を再構成した「ものづくり講座教材集(CD-ROM)」を発行した。 研究成果の公表として,「ものづくり教材集(紙・粘度編)」および「ものづくり講座教材集(CD-ROM)」を関係機関に配布した。また,ホームページを作成し,教材集を公開し,配信を行った。
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